荘口:ありがとうございます。さて、お話を伺っていきたいと思います。スチールのみなさまはここからはフラッシュの使用をお控えください。あと、汗も…。
丸山:この何倍も汗水をね、かいてきましたからね。
ユースケ:ぽたぽたぽたぽたすごいよ!
丸山:すごいでしょ?
ユースケ:特にこのデコルテのあたりね!
(市村が丸山の汗を拭く)
丸山:あぁ、優しい!ありがとうございます。最高の思い出ができました。親に自慢します。ありがとうございます。
(会場爆笑)
荘口:市村さん、始まる前に「ぬいぐるみの中に入ったら、こういうふうにやらなきゃだめなんだ!」って熱く語っていらっしゃいましたからね。
丸山:そうです、そうです。「タマにしっかりなりきれなきゃ、お客さんにはばれちゃうよ」って。市村さんも一応ヒトデに…。
市村:そうです。僕もヒトデになってますからね。いろいろぬいぐるみをやってますからね。
丸山:そういうのを伝授していただいたので、そのおかげで今日はうまくサプライズが成功したという。
ユースケ:絶対に、被り物、着ぐるみを着るときはいいか?おしめするんだぞ?…って市村さんがね。
西田:言ってませんよね?ごめんなさい、ちゃんと止めていいですか?嘘ですよね?
ユースケ:簡単に脱げないんだから。おしめ絶対しろよ?
西田:今(おしめを)してるみたいなイメージになっちゃうじゃない!
ユースケ:おそらくね?
丸山:こらこらこらこら。ここ2人が乗っかるから!今日に関してはノーパンでもないですし、おしめもしてません!!想像は禁止です!
荘口:(笑)。映画の話に戻りますけども、この作品は丸山さん演じる元泥棒が奇想天外な出来事に翻弄されまくる映画ですけれども、西田監督のオリジナル脚本ということで、丸山さん、脚本を読んでここがやっぱりすごかったなっていうところはどこですかね?
丸山:全体の世界観としては、とても優しくてあたたかい世界観なんですけども、そこに教養だったり厳しさとかもあって。だからといって、教養ってすごく固く感じるんですけどそういうのではなくて、自分で気づくチャンスを与えてくれるというところでいうと、押しつけがましくない、笑いながら学べるというか、楽しみながら次の日また頑張ろうと思えるような作品で。しかも、途中途中の間違いを掛け違えてどんどんどんどん展開していくんですけど、(脚本を)1回読むだけではなかなか難しいんです。でもこれが映像になったら…本当にみなさんラッキーですね!読解しなくてもわかりやすく!観るのはわかりやすいんですけど、やる側はちゃんと前後をわかってなければっていう難しさはありましたけど、その分やりがいがあってとても素敵な作品で素敵な脚本だなと思いました。
荘口:監督、そのお話を聞いていかがですか?
西田:もう胸がいっぱいです(笑)。うれしいですね。