MC：ありがとうございます。大九監督は上映後にQ&Aでゆっくりお話しを伺う時間もございますが、今お伝えするということとなると、どういうことでしょうか？

大九：こう言ってはあれですが、好き放題シナリオを書き、好き放題撮らせていただき、誰かが何を言っても、「ヨシカ的なものは全部私の脳にある。いや、私がヨシカだ。いや、黙れ」みたいな（笑）、本当に突っ走らせてもらっちゃった映画でして。もちろん、どの作品も真剣に取り組んで、映画と格闘して。この作品もそうなんですが、先ほどの繰り返しになりますが、このような映画祭に呼んでいただく光栄さで、今はもうしっちゃかめっちゃかという感じですね（笑）。上映が終わった後に、みなさまに喜んでいただけるのか、お叱りを受けるのかわかりませんが、一番欲しい言葉は「私がヨシカだ」「いや、俺がヨシカだ」という言葉をいろいろな方から聞けたら嬉しいなと思っております。

松岡：私がヨシカですねぇ。ずっと言いたかったけど、私がヨシカ。

大九：いえ、私よ（笑）。

（会場爆笑）

渡辺：石橋さんもヨシカだって…（笑）。

石橋：間違えた（笑）。

松岡：そうそう、そうなんだよ！ヨシカが奪われかけていたから…。私かな？

（会場爆笑）

大九：嬉しいです（笑）。そういうふうにお客様にも「私こそがヨシカだ」っていうふうに思っていただけたら本当に嬉しいなと思います。

MC：ありがとうございました。これをもちまして、舞台挨拶を終了したいと思います。みなさん、どうぞ大きな拍手でゲストの皆様をお送りください。本当にありがとうございました。松岡茉優さん。渡辺大知さん。石橋杏奈さん。北村匠海さん、そして、大九明子監督でした。ありがとうございました！

『勝手にふるえてろ』
12月23日（土）より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
監督：大九明子　原作：綿矢りさ
出演：松岡茉優　渡辺大知　石橋杏奈　北村匠海
配給：ファントム・フィルム