【全起こし】斎藤工、“日本のコメディアン”という共演者の無茶振りに「ノー、ノー!(笑)」映画『ラーメンテー』完成報告会 全文掲載!

MC:ありがとうございます。それから、ジャネット・アウさんは、過去に生きていた方を演じていますので、工さんとの共演はないんですけども伊原剛志さんと共演されています。日本の俳優さんと共演されて、どのような感想をお持ちになったでしょうか?

アウ:斎藤さんとは直接共演する機会はありませんでしたが、映画のなかで彼が登場し、私のフラッシュバックが映し出されたその瞬間に、会って話していた気がしています。彼は日本では有名ですが、そのような素振りは見せず、とても親しみやすい方でした。それが、彼がスーパースターである理由だと思います。とても素敵な方です。

斎藤:ジャネットさんは絵本作家でもあり、フィルムメーカーでもあり、本当にシンガポールの面々は多彩でクリエイティブで、たくさんの刺激をいただきました。

アウ:ありがとうございます。私は1つの短編を撮り終えたところで、公開を楽しみにしています。また、本は2冊書いていて、1冊は文章で、もう1冊はイラストレーションをベースにした絵本なんです。ありがとうございます。

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MC:非常に多彩な方でいらっしゃるんですね。ありがとうございました。最後に、エリック・クー監督に、映画が大好きで映画をずっと観続けているという斎藤工さん、そして別所さん、松田聖子さん、日本の俳優さんとお仕事をされた感想をお願いいたします

クー:先ほどお二人が話されていたように、私も聖子さんと彼女のアルバムの大ファンで、この映画でミキ役を演じていただいたことを大変嬉しく思っています。また、スカイプでこの作品について斎藤さんと別所さんと話し合いましたが、2人からは強いエネルギーを感じました。東京でもリハーサルなどをして、彼らは完璧にマッチしていると確信しました。脚本は英語で書かれていたので、キャストのみなさんは現場では違った言語で解釈したと思いますが、撮影はとても自然に流れていきました。特に、斎藤さんに関しては、現場の雰囲気を感じてその場で演じてもらうことを大切にしたいと感じていました。聖子さんも同様で、監督として、才能あるキャストのみなさんにいかに自然に演じてもらうかということを重視しました。実際に映画を観てから脚本を読み返すと、そのクリエイティブな要素が加わって、いい意味で違った作品に仕上がったと思っています。別所さんには、『TATSUMI』に声優として参加していただきましたが、彼は週5日間ラジオでパーソナリティを務めているので、金曜の夜にシンガポールに来て、土曜と日曜の1日半ほどレコーディングをしてまた日本に帰るという忙しいスケジュールのなかで出演していただいたのです。別所さんは、7つの役を見事に演じ分けたので、声だけでなく、将来また別の作品に参加していただきたいと思っていました。シンガポールでは、別所さんが“バクテー”を食べるたびに「バークーテー…」と言うのを見るのが好きだったんです。

MC:ありがとうございました。最後に、別所さんの「バークーテー…」をお願いします。どんな感じでやっていらっしゃるんですか?

別所:バークーテー…。

(会場拍手)

MC:ありがとうございました(笑)。とても楽しい撮影現場だったのだろうなとわかる会見だったと思います。試写を観ましたら、いろいろな方にこの映画をすすめていただきたいと思います。ただし、お腹が空いた状態で観に行きますと、悶絶することになるのは間違いございません。ということで、本日はお集まりいただきありがとうございました!大きな拍手でお送りいただきたいと思います。

斎藤工さん、マーク・リーさん、ジャネット・アウさん、別所哲也さん、松田聖子さん、エリック・クー監督でした。どうもありがとうございました!

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『ラーメンテー』
2018年公開
監督:エリック・クー
出演:斎藤工 松田聖子 別所哲也 伊原剛志 ジャネット・アウ マーク・リー