【全起こし】斎藤工、“日本のコメディアン”という共演者の無茶振りに「ノー、ノー!(笑)」映画『ラーメンテー』完成報告会 全文掲載!

記者:素の斎藤さんが出ているのでしょうか?

斎藤:心が動いた瞬間は、本当に動いていると思います。あとは、マーク・リーさんがいろんなところに連れて行ってくれて、「おいしいものを食べさせてやる」って言って、気づいたらマークの店だったんですけど(笑)。おいしかったですね。ずっと笑わせてくれたので、彼には本当に感謝しています。

MC:料理を作りながらパッと感想を言うシーンがあるんですけども、これは素なのか台詞なのかどうなんだろうというところがいっぱい出てきました。それでは、ご飯もよく食べたマーク・リーさんに斎藤工さんとのお話を伺ってみましょう。

リー:工と一緒に仕事ができて嬉しかったです。工は日本で有名なコメディアンですよね?

斎藤:ノー、ノー(笑)。

リー:コメディアンにしてはハンサムだと思いましたよ(笑)。あとは、名字が“SAITO”だから(英語では読みづらいから)会う度に名前が変わって困惑しました。彼に会ったときは、私よりも少しハンサムで、少し背が高いなと思いました(笑)。彼は、撮影中は“バクテー”やシンガポールについてずっと調べていたんです。ですから、彼は将来有望な素晴らしい俳優だと思います。

斎藤:訳すと不思議な空気になりますね(笑)。(マークは)おもしろいですね。

リー:あなたもおもしろいですよ(笑)。また、聖子さんと一緒に仕事をしたことは特に感激しました。私は中学生のとき、彼女の大ファンでしたから。ベッドルームには彼女のポスターを貼っていましたよ。私は映画業界に15年間関わっていますが、初めて聖子さんに会ったときはスーパースターに会ったようで非常に緊張しました。彼女が車いすに乗ってきたときは驚きましたけどね。今でも大好きです。毎日撮影が終わると、工さんに「今夜どこかに行こうか?」と聞くのですが、シンガポールでは彼はいつもお腹を空かせていたんです。

斎藤:ココナッツペーストのバター塗ったトーストがあるんですけど、これがトラディショナルな朝ごはんで、彼はお店のやつをくれましたね(笑)。

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MC:撮影現場も楽しそうだったんだなとよくわかりました。シンガポールには憧れている方がたくさんいるという、その松田聖子さんに斎藤工さんについてよろしくお願いします。

松田:今回、初めて斎藤さんとご一緒させていただきましたが、本当にお人柄は素晴らしくて、だれにでも親切で優しくて、心のあたたかい方だなぁという印象です。私はそのとき、怪我をしていたのですが、いろいろと助けていただいて、斎藤さんにも別所さんにも、ジャネットさんにもマークさんにも、そしてエリック監督にも本当によくしていただきました。素晴らしい方たちとご一緒できて本当に幸せでした。ありがとうございます。

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MC:無事に撮影が終わって本当に良かったです。別所哲也さんは、斎藤工さんのおじさん役ですよね。斎藤工さんとの共演いかがだったでしょうか?

別所:気配りの人ですね。この人はね。自分の役にももちろん集中してやらなきゃいけないことは現場でやっていらっしゃるんですけど。思い出したのが、高崎でラーメンを作っているところがすごく熱くて、日本とシンガポールの両方のスタッフが英語と日本語で交流しながら一つになって撮影しているわけですけど、「熱くないか?ちょっとこっちに空調入れようか?」とか全体のことを見ていらっしゃる。まさに監督としてもプロデューサーとしても、これからもきっと生き残っていく。もうすでにオン・ゴーイングだと思いますけど、斎藤監督としても俳優としてもよろしくお願いします(笑)。

斎藤:ディレクションのきっかけを作ってくださったのも別所さんなんです。いろんな導きを常にしてくださる、背中を追っている大先輩です。こちらこそ光栄です。

別所:いやいや…。あ!それから、マークさんとの共通点も見つけました。僕は共演シーンがないんですけど、僕も高校生の頃、ベッドルームに松田聖子さんのポスターを貼っていました(笑)。

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