【全起こし】松本潤、忘れられない人は「中村勘三郎さん、蜷川幸雄さん」 映画『ナラタージュ』初日舞台挨拶 全文掲載!

奥浜:そして『ナラタージュ』、本日初日を迎えたんですけども、ここTOHOシネマズ六本木ヒルズは満席でございます。そして129館の映画館にも、たくさんの方が朝からご覧いただいて。これは大ヒットだといっていいスタートだと思うんですけど、松本さん。

松本:ありがとうございます。

奥浜:松本さんにとっても4年ぶりの主演映画ということで、この『ナラタージュ』は松本さんにとってどんな作品になりましたか?

松本:忘れられない作品になりました。監督はじめ皆さんに感謝しています。今までの自分の表現方法と違うやり方というのを今回勉強させていただきまして、今後自分が役を表現することもそうだし、役だけじゃなくて何かを表現する時にこういうやり方もあるんだって広げてもらった作品になったと思います。本当に行定監督に感謝しています。ありがとうございます。

奥浜:松本さんにとって一つ土台というか、踏み固められた一つの作品ということで大事な作品になったということですが、そして有村さん、先ほどもおっしゃってましたが、泉を演じる上で悩んだと、悶絶したと思うんですが、有村さんにとって新しい挑戦も多かった作品になったと思うんですが、有村さんこの『ナラタージュ』どんな作品になりましたか?

有村:私は正統派な役が多かったなかでこのような作品の色や役柄、泉みたいな役柄は初めてで、自分としても選んでいただいたことが嬉しかったですし、光栄に思っています。23歳という年齢でこの作品を残せたことは、これからも大事になっていくんじゃないかと思います。

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奥浜:そして坂口さん、試写会などで先にご覧になった男性陣からですね、「小野に感情移入した」って言う方が多かったんですけども、泉を思うあまり嫉妬に苦しんでいく小野という役柄、坂口さんが演じるに当たって気を付けたこと、苦労されたことがあったら教えてください。

坂口:最初に台本を読んだ時に、もちろんセリフを覚える為台本を何度も何度も読むんですけど、どんどんどんどん「これは一筋縄ではいかない役だ」とは思ったし、すごく簡単に嫌な役には見えてしまう役だなと思ったので。でも僕はその台本を読んだ時にすごく愛くるしさを感じたんですよね。やってることはすごくひどいこととか、恋愛のじとっとした形はあるんですけど、どこかで僕も小野君の気持ちがわかる部分もあったし、そういうところを観ている人にどこかで愛くるしさを感じたんですよね。やってることはすごくひどいこととか恋愛のじとっとした形はあるんですけど、どこかで僕も小野君の気持ちがわかる部分もあったし、そういうところを観ている人にどこかでも愛してほしい、感情移入してほしいというのは現場で監督と話しましたし、有村さんとも色々な細かい積み重ねっていうのはしました。

奥浜:感情移入している方が多いっていうことを実際聞いていかがですか?

坂口:嬉しいです(笑)。

松本:いいなあ。(会場爆笑)

行定:俺は感情移入しているよ。

松本:本当ですか? よかった。

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