【全起こし】松本潤の存在感に坂口健太郎が驚嘆!「完全に葉山先生、“松本潤”じゃなかった」 映画『ナラタージュ』スペシャル試写会レポート全文掲載

奥浜:どんなシーンなんだって、土下座のところが気になっていると思いますけど、そして今日なんですけど、この試写会に来ていただいている方は応募条件として、一生に一度の恋をした人、もしくはしている人に限定させていただいて、皆様には一生に一度の恋のエピソードをご記入いただき、ご応募いただきました。本当にたくさんご応募いただきありがとうございました。今日はそのエピソードの中からそれぞれ皆さんのベスト人生で一度の恋エピソードを発表していきたいと思います。ではまず監督のベストはこちらです。「一年に二回しか会えない、従兄に恋をしてしまいました。関係が壊れるのが怖くて気持ちは心にしまったままですが、今でも会うとドキドキします。親戚の集まりがなくならない以上、続くであろう甘酸っぱいときめきです」という、これは監督、何故選ばれたんですか?

行定:エロい。(会場爆笑)

松本:3文字!

行定:『ナラタージュ』のね、先生と生徒っていうところがスタンダードなんだけど、抑圧しなきゃいけない関係、社会的には。そんなこと思っちゃいけないっていうのは。結局ラブストーリーって障壁があればあるほど燃え上がるんですよ。で、これはかなり燃え上がる。従兄ですよ。実際は結婚できるんですよ。でも親戚の集まりで、にぎやかで酔っ払っちゃってさ、なんかさ、「オジサン介護して~」って言われて、なんか…。

松本:どんどん膨らむじゃないですか(笑)。(会場爆笑)

行定:「水持ってきてー」って「私も行くー」って言って、オジサンは寝てるんだけど、そこに来るわけだよ、従妹の彼女が。2人っきりになるわけ。オジサンはふううふう言ってるの、酔っ払って。で、2人きりになる瞬間が。オジサン目の前で、キスなんかしたくなっちゃった日にはね。邪魔が入るんですよね。「おーい、何とかだ」って言って2人で笑いあったったりしてね。

松本:妄想が激しいですね(笑)。(会場爆笑)

行定:もうすごいな、これいいね(笑)。

奥浜:映画一本とれるくらいの感じがありましたけど。

松本:甘酸っぱいですね。

奥浜:一生続くであろうっていうところがね、思いが強いっていうことですよね。

行定:すごいですね。これ映画化決定ですね。

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奥浜:続いて坂口さんなんですが、「3年半、一人の女性に結婚してほしいと言い続けていた。可能性はゼロだったが、今、その女性と結婚生活30年目を迎えている」…。良い話ですね。坂口さんこれ。

坂口:女性とって言ってるんで男性が書いているじゃないですか、あと独白のような文体が素敵だなっと思って、もちろん内容も素敵なんですけど、書かれた男性の中ですべてが落ちている文章ってかっこいいなって。で、これにしましたね。

奥浜:これを一生に一度の恋って言いきってくださるのも、かっこいいですよね。

坂口:愛はブレたりゆがんだりするものだけれど、それもなく、完成された一つの話になっているなと思っていいなと思いました。

奥浜:選ばれた坂口さんもいいですよね。

坂口:ありがとうございます。
松本:好感度あげようと思ってる?(会場爆笑)

坂口:(小声で)少しずつちょっとあげていこうっと思って。

松本:ピュアなんだね(笑)。

坂口:(小声で)はい(笑)。

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