【全起こし】オダギリジョー「今の日本でこういう映画を作るのは革命、戦い抜こうという気持ちが強かった」 映画『エルネスト』世界最速サポーター試写会 全文掲載!

SHEILA:あと聞きたいですけど時間がありません。ありがとうございました。最後にこれから映画をご覧になる方々に一言ずつお願いします。

オダギリ:いや、今からご覧になるわけですからね。楽しみに観ていただけたらと思います。今から観る人にそんなメッセージないですよ(笑)。

阪本:これでもよく喋ったほうだと思うんですよね(笑)。冒頭で言いましたように選ばれた皆さんの限定ということでさっき言った取材したフレディの学友の皆さん、ご高齢の方々本人たちが出てくれています。最後にマリー前村ウルタードさんに捧げるっていう言葉が出てきます。それはフレディのお姉さんで僕らが取材をしたり、契約を結ばせていただいた直後に亡くなられまして、本当にこの作品を観ていただきたかったという、そういう思いでこの二つ、特別な作品になっております。あとは国際テロリストとかニュースで聞きますけど、それをキューバの革命軍と一緒にしちゃう日本人がまだいると思うんですけど、全く違うものであって、キューバ革命軍は職業軍人とは戦ったけれども民衆には手をかけてないっていう。皆さんもうわかってらっしゃると思うんですけど、そういうこともこの映画を通じてわかっていただけたらと思います。

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『エルネスト』
2017年10月6日全国ロードショー
監督・脚本:阪本順治
出演:オダギリジョー 永山絢斗 ホワン・ミゲル・バレロ・アコスタ
配給:キノフィルムズ

STORY 50年前、チェ・ゲバラに“エルネスト”と名付けられ、行動をともにした、ひとりの日系人がいた。キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ。自らの信念を突き通した生き方、その比類なきカリスマ性によって、今なお世界の人々を魅了し続けているこの男は、1967年、ボリビア戦線で命を落とした。同じ頃、ボリビアでゲバラと共に行動し、ゲバラからファーストネームである<エルネスト>を戦士名として授けられた日系人がいた。その名は、フレディ前村。日系二世として生まれたフレディは、医者を志し、キューバの国立ハバナ大学へと留学する。そしてキューバ危機のさなかにチェ・ゲバラと出会い、その深い魅力に心酔し、ゲバラの部隊に参加。やがてボリビア軍事政権へと立ち向かっていく。

(c)2017 “ERNESTO” FILM PARTNERS.