【全起こし】太賀、青春時代の憧れの人は蒼井優、中村蒼はKREVA、矢本悠馬は……!? 映画『ポンチョに夜明けの風はらませて』完成披露イベント 全文掲載!

MC:監督。初めて原作のある映画を撮られたわけですけど、そういう面でも演出で気を付けたところとかありますか?

廣原:早見和真さんの原作で、本当に原作が面白くてこれはいいなと思って。映画にしようと思ったんですけど、小説をそのまま再現しようとした時に、あまり小説のパワフルさとか思い切りの良さとか、なかなか映画では出せないなと思って。そこで試行錯誤が始まったんですけど、小説の魂と心意気と本当に無邪気なキャラクターたちが生き生きしている物語だったので、それを活かして映画として新しく生き直すことはできないかと思ってチャレンジしました。

MC:原作とはかなり違う、映画のために書いた部分がかなりあるという。

廣原:はい、たくさんあります。

MC:ありがとうございます。今回は男子高校生の青春ロードムービーなわけなんですけど、実際のお三方はどのような高校生時代を過ごしたのかを聞いてみたいと思います。まずは太賀さん、高校生時代部活とか、どんな部活ですか?

太賀:部活には入っていなかったんですが、同級生と映画を撮ろうみたいな話になって、そこら辺の先生を見つけてあなたが担任になってくださいって言って、担当の先生が付けば部が成立するっていう話を聞いたんで、先生見つけて友達と映画を撮ったりしていて。その相方が染谷(将太)くんでしたね。

MC:染谷さんと撮っていた?

太賀:同じ高校だったんで、脚本を一緒に書いたりとか、(カメラ)回してみたりしてました。そんな長いこと続きませんでしたけど、彼はその後、実際に映画を撮ったりしていますけど、僕は見事に挫折したっていう。

MC:今回又改めて高校生として染谷さんと演じられている。

太賀:ちょっと不思議な感覚でした。

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MC:中村さんは高校生時代、楽しい思い出がないとおっしゃってましたけど。

中村:ないです。部活はもちろん入ってないですし、

MC:もちろんですか(笑)。スポーツとかできそうな感じでしたけどね。

中村:全然できないですよ。運動も、勉強もできない。何もできない…友達も少ない。(会場笑い)

MC:いやいやいや(笑)。

中村:それは言い過ぎですけど(笑)、部活をしてなくて、この仕事をしていたのもあってしてなかったですし、一応グループにみたいなものには属してましたけど、本当に心の底から楽しめたのかって言われたら「いや」って感じだと思います。福岡で遊んでる感じで、そのまま東京に出てきちゃったんで、ちょっと違うんですよね、どうしても。遊び方とか。お金がかからない遊び方をしていたんで、東京に来たら「カラオケに行こう」「ダーツに行こう」「ビリヤードに行こう」って。「お金がないよ!!」って。そういうのにも行かなくなって、なんかあんまりなーって感じでしたね。そこはもったいないなと。もしもやり直せるなら高校時代やり直したいなと思いますね。

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