【全起こし】V6 岡田准一「人間らしい石田三成を演じた」、東出昌大「この小早川秀秋に出会えて嬉しい」 映画『関ヶ原』舞台挨拶 全文掲載!

MC:すごい迫力ですよね、合戦も。時間が経つのを忘れて見入っておりました。この後、お楽しみください。伊藤さん、撮影時の印象的なエピソードございますか?

伊藤:私は蛇を使う、蛇白という役で、最初蛇を持って登場するんですけど、本当の蛇を使って登場しているんですけど、「それ本物?」って監督に聞かれて、「いや監督、本物でやってくださいって言いましたよね?」みたいなことがあって、それくらい蛇が偽物に見えるのか本物に見えるのかわからないくらい、なついてくれて楽しかったなっていう撮影でした。

MC:伊藤さんは、爬虫類はお好きなんですか?

伊藤:いや初めてでしたね、今回。

原田:爬虫類は、好きみたいですよ。

MC:爬虫類の方が伊藤さんを?

原田:小さい蛇ですけど、まとわりついてそのまま持って帰りたいって言いましたからね。

伊藤:そうです。前日に蛇使いの人にお会いして指導されたときに「噛みますか」って聞いたら「ちょっとお腹すいてるんで噛むかもしれないです」みたいなことを言われたんですけど、「でも噛まないって聞いてるんですけど」って言ったら「ちょっとご飯を一週間くらい食べさせてないので」って言われて、結局蛇って食べると体にラインが出ちゃうんで一週間前から絶食させていたらしくて。だけど今、カットされているんですけど、私の懐に入ってるシーンから始まるんですけど、そこがすごい住みやすかったみたいで、ずっと出てこなくなっちゃって、それを出すのが大変でしたね。

MC:ご無事でよかったです。滝藤さん印象に残ったエピソードございますか?

滝藤:僕はメイクが長かったですね。特殊メイクだったので4時間、5時間はやってましたね、朝4時くらいから。

MC:しかも暑い中ですよね。

滝藤:暑かったですね。秀吉だったので着物もいっぱい着させていただいたんで暑かったですけど、楽しかったですね。

MC:観させていただきましたけど、本当にお見事っていう感じの、このスクリーンでご覧になっていただくと迫力も増すんじゃないかなと。西岡さん、撮影時の印象的なエピソードは何かございますか?

西岡:私はさっきも言いましたけど、原田監督と一緒にお仕事がしたいと思っていたのでかなりの緊張感を持っていたんですけど、いつもお会いするときはとても穏やかなんですね。現場に入った時に誰か怒鳴ってるのがいたので、「おい、誰が怒鳴ってんだよ」って言ったら「いや、あれ監督ですよ」って。「監督があんなに怒鳴るのって、聞いたこともないし、見たこともない」って言ったら、確かに監督がやられていたので、大きな声を出される監督なのかなって思いました。ちょっとした長台詞があって、そのシーンは一般の方が見学に見えていて、自分の目線の中に大勢いるんですよね。だけど僕の中では敵は原田だっていう感じで、私の関ヶ原みたいな感じ? 私と監督の間でOKが出るか出ないかっていう勝負する感じの、敵は本能寺にありじゃないけど、緊張感が持てたんで良かったかなと思いました。

MC:またまた監督の気合のエピソードが出ましたけども、ありがとうございます。そんな原田組もたくさん出られている役所さんは、今回の現場では何か印象的なエピソードはございますか?

役所:本当にやさしい監督ですよ。(会場爆笑)ちっとも怒鳴ることなんかないです。皆さんがエピソードを言っていてずっと考えていたんですけど、どうしてもこれからご覧になるんで、なかなか言えることがないんですけど…。先ほど伊藤さんがおっしゃっていた蛇の話ですね、僕も特殊メイクで結構早く来ていたんですけど、特殊メイクの方がペットで蛇を飼っているんですよ。「ええー。でも餌とか困るでしょ?」って聞いたら、「冷凍ネズミっていうのがあるんです」って言って。それをご飯としてあげるらしいんです。(えー!と会場から悲鳴)

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