【全起こし】7割チャック全開の谷原章介、ギャラにぼやく玉山鉄二、車をカードで買う渡部篤郎…!?『連続ドラマW 犯罪症候群 Season2』爆笑・完成披露試写会を全文掲載!

WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ『連続ドラマW 犯罪症候群 Season2』の完成披露試写会が、6月5日(月)、東京・中央区銀座の時事通信ホールで行なわれ、出演者の谷原章介、玉山鉄二、渡部篤郎が舞台挨拶に登壇。今回はその模様を全文掲載でお届けする。

↓左から谷原章介、玉山鉄二、渡部篤郎
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MC:それではキャストの皆さまにご登場いただきましょう。それでは皆さま、大きな拍手でお迎えください。(会場拍手)ありがとうございます。それでは、ひとことずつご挨拶をいただきます。まずは、シーズン2主人公の鏑木護(かぶらぎまもる)役を演じました、谷原章介さん、お願いいたします。

谷原:はい、この度シーズン2ではメインといいますよりも、1からずっと玉山さんと渡部さんと3人でずっと引っ張ってきたドラマでありますので、2のほうでは鏑木の部分が描かれるだけという風に思っているんですけど、同じような記者会見を一度やらせていただいたんですけど、またこうして皆さまにお目にかかれることを嬉しく思っております。よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。続きまして、シーズン1主人公の、武藤隆(むとうたかし)役を演じました、玉山鉄二さんです。

玉山:武藤役を演じました玉山です。プロデューサーのほうから、当初シーズン1では「とてもたくさん出ていて、大変ですけどよろしくお願いいたします」と言われ、シーズン2では「まあそこまで(出番が)ないので、ゆっくり休んでくださいよ」ぐらいな感じだったんですけど、台本を見た瞬間、結構出てて。(会場笑い)しかも、説明セリフがめちゃくちゃ多くて、「結構出てんじゃん」って思ったんですけど、ギャラのほうはどうなるんだろう?」っていうのを、最終回あたりから考えるようになっていきましたが、まあ一緒だと(笑)。まあ一緒に頑張ろうという流れでシーズン2を迎えているんですけど(笑)。シーズン2は、本が濃厚というか、シーズン1以上にハラハラドキドキしたような、とても面白い本でした。ちょっとうらやましいぐらい、面白い本で、シーズン2のほうでも、僕も渡部さんもすごく頑張っていますので、ぜひお楽しみになさってください。

MC:ありがとうございます。続きまして、環敬吾(たまきけいご)役を演じました、渡部篤郎さん、お願いします。

渡部:渡部でございます。お集まりいただきまして、ありがとうございます。記者の方も、2回目の製作発表に来ていただいて。これは大きな理由が3つあるんですけど、それはさておき。WOWOWさんの会見では必ず申し上げてるんですけど、ぜひ加入のほうをよろしくお願いいたします(笑)。(会場笑い)今回は特にね、入っていただきたくて、大きな理由もそれはさておき、遅い時間ですけども集まっていただき本当に感謝しております。ありがとうございます。

MC:さあ、まずはシーズン1を終えて、今のお気持ち、感想などをお聞かせください。まずは玉山さん、いかがでしょうか?

玉山:ホッとしたというか、2月の中旬ぐらいからクランクインして、3ヶ月間はもがいているような毎日で、ずっと暗闇の中で引き出しをいくつも開けるような毎日だったんですけど、それから解き放たれて、すごくホッとしてます。

MC:とても苦しむ役どころだったかもしれませんね。

玉山:そうですね。シーズン2とはまた違う形でというか、新たな気持ちで、復讐を受け入れて捜査に向かって行く感じがあると思うので、その辺は新鮮な気持ちでやらせていただきました。

MC:そうですか。谷原さんはいかがでしょうか?

谷原:シーズン1が終わって、やりきった満足感といいますか。僕、4話ぐらいしか出てないんですけど(会場笑い)、玉山くんが本当にずーーっと出突っ張りで、ずっと小百合の死を引きずったままもがいていたのに、僕は4話ぐらいしか出ず。(会場笑い)シーズン2は、まあまあ出るんですけど、シーズン1を頑張った玉山くんは僕と違って、ガッツリとシーズン2にも出るという。

玉山:割が合わないんですよ。スケジュール表を見てみると、本当に割が合わないなと思いながらも…。

谷原:ワンカットあたりのギャラの比率っていうんですか?(会場笑い)かなり、迷惑かけたなと思ってるんですけど。それはさておき、ひとつ終わって区切りとして2に行くということなんですけども、これは連作ですから、シーズン1があって、シーズン2がある。僕たちが現場でやり続けてきたことは、シーズン1が壮大なミスリードのためのものにならなければいいなと思っていたんですけども、皆さんにお約束できるのは、シーズン1でやっていたことがキャラクターに引き継がれていますので、どうか楽しみに観ていただければなと思っております。

MC:ますます楽しみですね。渡部さんは、いかがでしょうか?

渡部:上手く答えるね、2人ね。(会場笑い)僕はね、あんまりないんですよ。1が終わった感じとか。やっぱり、東海さんのほうで8本、WOWOWさんのほうで4本、全部で12本、これが終わるまでね、なかなか気が緩めないというかね。そんな感じかな。

MC:シーズン1、2と遇わせて併せてひとつの作品ということですよね。まだ撮影が続いていると伺っているんですけど、皆さんお忙しい中、今日はこうしてお越しくださってありがとうございます。6月11日からはシーズン2がWOWOWで放送スタートということなんですけれども、ますます期待が高まるところですが。まずは谷原さんにお聞きしたいのですが、今回は鏑木が主役になるということですが。

谷原:まあ、メインといいますか、鏑木の描かれなかった、4話出てこなかった分が2のほうで描かれるということです。

MC:シーズン1とは大きく立場が違ってくる部分もあるかと思うんですけども。そのあたりの新たなる役作りはいかがですか?

谷原:所属が変わるとか、そういうことではなくて。シーズン1でずっと積み重ねてきたものが、シーズン2になった瞬間に「はい、これはなしよ」ではなく、きちんとつながってますから。1が終わって、2から新たにということではなく、ちゃんとひとつの役を引きずってやっていますので、特別大きく何かアプローチを変えたということはないですね。IMG_4199

MC:それまでの気持ちを背負って、

谷原:そうですね。きちんとファンの気持ち、周りに対する気持ちとか、自分自身が大事にしていたことなんかを、2のほうに引き継いでおります。

MC:いろいろな事実が、発覚したりとかして、見どころもたくさんありますよね。

谷原:そうですよね、これは本当に、皆さんに、喜んでいただける、驚いていただける? まあ楽しんでいただけると思います。

MC:ありがとうございます。続きまして玉山さん、今回、立ち位置の違いですとか、シーズン1とシーズン2で見え方も変わってくると思うんですけれども、そのあたりは意識なさっている部分はありますか?

玉山:特別はないんですけど、しいて挙げれば、僕は渡部さんとのシーンが結構多いんですけど、渡部さんはお芝居のスキルも高いですし、余裕もありますし、緊張もなさらないですし、僕は結構緊張しちゃうんで。本番前に渡部さんが僕にすごく話しかけてくるんですよ。それの切り替えをできるように、1も2も気をつけてましたね。結構、興味深い話なんですけど、渡部さんが「玉山くんね、僕はね、車をカードで買うんだよ」って、本番前に僕に言うんですよ(会場大爆笑)。カードで車を買えるのか!?って思いながら本番に入ると、結構間違えちゃうんですよ。(会場笑い)そっちのほうが気になっちゃって。

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MC:たしかに気になりますね。渡部さんはそういうお話は普段から割りとなさるんですか?

玉山:たぶん、僕に気を使ってくださって、僕の緊張をほぐすために…

渡部:邪魔しちゃったんだよね(笑)。

玉山:いやいや(笑)。

MC(笑)。では渡部さんにも役どころについて聞きたいんですけど、シーズン1では、武藤を利用して、誘拐事件、失踪事件を解決してきましたが、シーズン2ではどんな役割になっていくんですか?

渡部:なんにも変わりませんね。同じです。(玉山を指差して)呼び出しては駐車場でしゃべって(会場笑い)、(谷原を指差して)たまに廊下ですれ違って。

谷原:睨み合って(笑)。

渡部:同じスタンスです。

MC:変わらぬスタンスの中に、何があるのか? 駐車場でどんなお話をされたのか、とても興味深いですね。ありがとうございます。そして、今回、試写会に応募してくださった視聴者の皆さまから質問をいただいておりまして、ぜひ皆さまにお答えいただけたらなと思っております。まず、ひとつめ質問です。皆さんの俳優としての症候群はなんでしょうか?

谷原:症候群ってことは病気ですから、昔からなんですけども、8割、いや…7割方チャックが開いてるんですよ。(会場爆笑)着替えて、せっかちなもんで、パッパッパと現場行って芝居して、後でハッと気がつくと終わった後に「あー、また開いてた…」って。この病気だけは治らない。(会場爆笑)

MC:す、すごいことですね?今、衝撃が走りました(笑)。

谷原:開いてる症候群です。(会場爆笑)

MC:そうなんですねえ。どなたかから、「開いてるよ」みたいなことを言われることはないんですか?

谷原:時々、女優さんとかに注意していただくことがあります。(会場笑い)すごい照れくさいですね(笑)。

MC:意外な事実が発覚しました(笑)。ありがとうございます。玉山さんはいかがですか?

玉山:プライベートでも、噛むと凹む。

MC:日常の会話の中でも。

玉山:はい。「あーまたやっちゃった」みたいな感じになっちゃうかもしれないです。

MC:やはり俳優さんとしては、常にセリフを気にしてらっしゃいますもんね。

玉山:はい。

MC:俳優さんならではですねえ。ありがとうございます。渡部さんはいかがですか?

渡部:病気でしょ?スタッフの方もね、出演者の方もね、あんまり気がついていないと思うんですけど、僕は早く帰りたい病なんですよ。(会場爆笑)知らなかったでしょ?

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谷原:全然気づいてました(笑)。

渡部:あーそう(笑)。(会場爆笑)これはもう、昔からですね。なぜだか分かんないんですけど。

MC:ありがとうございます(笑)。続いての質問です。本作は、ザ・男の現場
だと思いますが、女性がたくさんいる現場と撮影時の雰囲気は違いますか?というご質問です。

谷原:まあ、いるいないでは大きく違いますけど、ただシーズン1は本当に女性との絡みってほぼなかったんじゃないかなと思うんですけど、シーズン2になって、木村多江さんが出てきたりとか、手塚理美さんが出てきたりとか、どのように絡んでくるかはおいおいの話で観ていただきたいんですけど、スタッフが浮つきますよね(笑)。ある音声さんがいるんですけど、木村多江ちゃんの寄りの芝居を撮る時に、ガンマイクを胸の近くに置いてるわけですよ。多江ちゃんが前に行く芝居をするんですけども、普通合わせて同じように動かなければいけないのに、マイクが多江ちゃんの胸に当たりそうで、前に出づらいことがあって。「何やってんだよ!」って、昨日怒りました。(会場笑い)「ちゃんと合わせて出してください!」って、はい。

MC:緊張なさるんですかね、女優さんお相手ですと(笑)。玉山さんはいかがでしょうか?

玉山:僕は男性ばっかりの方が楽ですけどね。こういった現場というか。すごく好きですけどね。

MC:なるほど。じゃあ、かなりやり甲斐のある。

玉山:そうですね。本当に尊敬できる大先輩が2人もいらっしゃるので。いろんな話を聞かせていただいて。いろんな適当な部分も見せていただいて。(会場笑い)本当に、勉強になりました。

MC:ありがとうございます。渡部さんはいかがですか?

渡部:言われてみたらそうだね。気にしたことないよね。

MC:作品によって、映画の雰囲気が変わってくるでしょうからね。ありがとうございます。それでは最後に本作の魅力をひとことずついただければと思います。それでは渡部さんからお願いします。

渡部:先ほども言ったんですけど、ぜひWOWOWに入っていただいて(会場笑い)。シーズン1で、ほとんど玉山さんとご一緒させていただいて、彼は役になりきってたと思うんですね。間近でそれを見ることができましてね、傷をもった人間を繊細にみごとに演じていると思います。シーズン2では、谷原さんが主軸となっていくんですけど、とても難しい役回りだと思います。彼は、人としてすごく誠実な人だと思います。本当に、鏑木(かぶらぎ)という役は誠実な人間じゃなかったら、演じられないんじゃないかなと思うくらいです。まだ少しなんですけど、間近でお芝居を見させてもらいまして、本当に感動しております。絶対皆さんにいいものをお届けできると思いますので、ぜひ楽しみにしてください。

玉山:シーズン2のほうはストーリーが目まぐるしく展開が早くて、いろいろ復讐に対して、被害者遺族、加害者の本人と周りの人間にしか分からない、理解できないような部分がちゃんと繊細に描かれていて、ちょっと考えさせられる、ニュースとか観ていても、一瞬思い出すようなストーリーになってます。第一週は無料なんですよね?

MC:はい、そうです。

玉山:無料で観られますので、ぜひ観ていただいて。ちょうど今、全仏オープンもやってると思うので、今勢いがあるWOWOWさんなんで、よろしくお願いいたします。

MC:ありがとうございます。では最後に谷原さんからお願いします。

谷原:シーズン2と言っておりますけど、シーズン1からずっと続いてきたストーリーですので、1とか2とかは僕らはあまり意識せずにやっております。この作品は、ずっと通して、正義とは?そして復讐の是非みたいなことをずっと問うてきている作品だと思うんですけども、このシーズン2の『殺人症候群』というものは原作の貫井徳郎先生の傑作、名作だと思ってます。その作品に失礼のないように、視聴者の皆さんにも本当に楽しんでいただけるように、現場の全スタッフ、役者、一生懸命作り上げております。この原作の良さをもっと、もっともっとと、少しでもと願ってやってますので、どうかこの一話を観ていただいて、自分でこういうこと言うと、ホントに気持ちが悪いんですけども、できあがったものを昨日拝見させていただいて、「あー面白い、いいものができたな」と。シーズン2の台本は本当にすごくいいんです。ですから一話無料ですが、WOWOWに入って2話以降も観てください!(会場笑い)

MC:どうもありがとうございます。

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WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ『連続ドラマW 犯罪症候群 Season2』
6月11日(日)スタート 毎週日曜 夜10:00 (全4話・第1話無料放送)
原作:貫井徳郎「殺人症候群」(双葉文庫刊)
監督:村上正典 都築淳一
出演:谷原章介 玉山鉄二 渡部篤郎 木村多江 野間口徹 手塚理美 板尾創路
スペシャルコンテンツも随時更新中!「犯罪症候群」特設サイト:http://hanzaishokogun.com/