【全起こし】大野拓朗は浮気がすぐばれるタイプ!?『猫忍』の初日舞台挨拶で佐藤江梨子が苦言!?

大野拓朗初主演による映画『猫忍』の初日舞台挨拶が、5月20日(土)、角川シネマ新宿で行われ、キャストの大野拓朗、佐藤江梨子、藤本泉、船越英一郎、監督の渡辺武監督、そして猫の金時が登壇。映画コメンテーター有村昆をMCに、和やかなトークを繰り広げた。今回はその模様を全文掲載でお届け!

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MC:皆さんこんにちは。まだちょっと微妙な空気が漂ってますね。チケットソールドアウトということでね、満員御礼でございます。本日は映画『猫忍』の初日舞台挨拶にご来場いただきまして誠にありがとうございます。今からですねこちらで舞台挨拶、キャスト監督の皆さんいらっしゃいますけども、司会を担当いたしますのは、映画コメンテーターの有村昆です。どうぞよろしくお願いいたします。さあ、本日初日を迎えるにあたって、先ほど皆さんと打ち合わせさせていただいておりましたけども、ソールドアウトということで、かなり皆さんテンション高くしゃべられていたと思いますけど、今までいろいろな猫映画とか犬映画の歴史がある中で、普通に『子猫物語』だったら猫だけとか、犬とか猫でよかった時代があったんですけど、今の時代って猫×何かというようにどんどん進化してリミックスのような映画の文化ができていると思いますけども、『猫侍』に続いて、『猫忍』。忍者の世界をどのように映画にしていくのか。テレビシリーズのフリをちゃんと映画で回収するという試みの一つであると思うんですけども、さっそくその辺の詳しいところを聞いてまいりたいと思います。ではさっそくゲストをお迎えしたいと思います。その前にマスコミの皆様関係者以外の皆様の撮影・録音・録画はお断りさせていただきます。それではみなさま大きな拍手でお迎えください。大野拓朗さんです。そして、佐藤江梨子さん、藤本泉さん、麿赤兒さん、船越英一郎さん、そして渡辺武監督です。どうぞ皆さん大きな拍手でお迎えください。

MC:どうもすみません。場ミリの文字がちょっと小さかったですね(笑)。それでは改めまして、映画『猫忍』の初日公開を迎えることができました。満員のお客様に向けて、改めてキャストの皆様を紹介させていただきます。まずは主演の久世陽炎太役の大野拓朗さんです。今回『猫忍』の世界観を作りました。コミカルな役どころから、スタイリッシュなアクションまでこなされています。続いて紅葉役の佐藤江梨子さんです。敵か味方かわからない。ラストどうなるのかって気になるところです。続いて燕役の藤本泉さんです。久世陽炎太の幼なじみの役どころでしたよね。今回の劇場版でも恋の行方も気になるところでした。続いて忍者の棟梁、桂木役の麿赤兒さんです。忍者の中でも猫が嫌いというね棟梁でしたけども。何故敵にするのかっていうのもお楽しみに。続いて陽炎太の父上であり、伝説の忍者、久世剣山役でございます。船越英一郎さんです。今日は和装でバッチリと大野君と一緒に決めております。伝説の忍者というね、最大の謎を含んでおります。そして本作の監督”猫界のスピルバーグ”であります渡辺監督でありますお願いします。猫の映画を撮らせたら、この方の右に出る方はいないという方です。さあそれではキャストの皆さんにマイクをお持ちいただいてお話を聞いていきましょう。まず主演の大野さんに伺います。今回コミカルな役もそうですけど、かなりスタイリッシュなアクションを劇場版でやってますね。どうでしょう、忍術とかいろいろご指導されたりとか、お気に入りの忍術とかあるんでしょうか?
大野:そうですねやっぱりアクションをたくさんやらせていただいたので、そこは特に気に入ってる部分でもあり、あと忍術っていうところでいうと、あんまり忍術種類は出てこないんですけど、ドロンだったりとか、水遁の術、火遁の術の内で水遁の術が特に好きで、『猫忍』における水遁の術が大好きで、今回の映画版も出てくるんですね。あからさまにその竹筒の下に人がいないでしょっていう本当にクラシックな忍術がこの作品の売りだと思うので、そこを今日「ああここね」って思いながら、楽しんでいただけたらなって思いますね。
MC:これまだ劇場の皆さんってご覧になってないんでしたっけ?あっこれからなんですね。静かな反応ありがとうございます。すごい静かでしたね。
大野:何が何だかわからないですからね(笑)。
MC:じゃあネタバレはギリギリですね。みなさんね、ご覧なってないですからね。僕はオープニングのシーンがすごい好きでした。大野さんのワーッと囲まれて行ってニャーっていうのが。アクションものすごいかっこいいですから。ぜひそこの注目していただきたいです。そして本日お集まりいただいた5人のキャストの皆様なんですが、是認忍者役を演じているということで、船越さんどうでしょう。この中で一番忍者っぽい忍者って誰ですかね?
船越:そうですね、やっぱりこの映画、変化の術というのが出てきますからね。いろんなものに変身するという術でございます。そういう意味じゃ一番いろんな役に変身しているのは、麿さんじゃないですかね。
MC:やっぱり大先輩が、一番忍者に適しているんじゃないかと。麿さんいかがでしょう?
麿:まあね、世の中の片隅にいる忍者って意味ではそういう感じもしますね。住み難き忍び、、、何の話でしたっけ。
MC:誰が一番忍者っぽいかっていう。
麿:ああー。自分ではそんなこと思いませんけども。まあいろいろな術を使いましたので、期待していただいて結構だと思います。嘘はないです。
MC:(笑)。ねえ、そして佐藤さんも今回忍者役でしたけどもどうでした?
佐藤:私、忍者役っていうのは人生の中でなかなかないんじゃないかと思ってお受けしたんですけど、すごい楽しくやらせていただいて、大野さんとのお芝居が多かったんですけど、大野さんが私のことを年中、(藤本が演じた)燕と間違えていらっしゃって、紅葉という役なんですけど、年中間違えるんですよ。女の名前を年中間違えるっていうことは、もう余程、、、もうまああれですね(笑)、そういうとこがすごい忍者っぽかったり、それか本当に浮気がすぐばれるタイプなのかという感じなのかなと。
MC:なるほど。顔に出ちゃう言葉に出ちゃう。
佐藤:そうですね、3,4回くらい間違われました。
藤本:でも私も紅葉って呼ばれたことあります。
佐藤:ほんとですか?不届きものですね。
MC:不届きものですねちょっと。世を忍べません(笑)。
大野:絶対浮気しない。
佐藤:絶対言っちゃうタイプよ。
MC:なるほどそんなことが撮影中に遭ったんですね。じゃあ。5人の中で一番忍者っぽい方、麿先輩もそうですけど、僕の中では実はこの方がですね、忍者の中の忍者なんじゃないかと思いまして、ここで皆さんにスペシャルゲストを紹介します。そうです。金時の登場です。金ちゃんも今日は着物を着てくれているんですよ。

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会場:可愛い~~。
MC:どうでしょう、大野さん久しぶりの対面かと思いますが。
大野:愛おしいですね。いやもう可愛すぎるでしょ。
(会場爆笑)
MC:撮影中金ちゃんはどういう感じだったんですか?おとなしかったんですか?
大野:金ちゃんすごい名優ですよ。台本読み込んでるんじゃないかっていうくらい、ストーリーに即した芝居をしますし、鳴くのとかリアルに鳴いてほしいところとか、アドリブで鳴くんですけども、それがベストタイミングだったりとか。返事をするように鳴いたりとか。あと基本的におとなしく起きてる。おとなしいので金時のNGっていうのもほぼなくて、順調に撮影が進みました。監督は”猫界のスピルバーグ”でありますから、いろいろな映画を撮られたと思うんですが、金ちゃんのお芝居はどうでした?
渡辺:ほんとにおとなしくて、大きくて動かない感じなんですけど、本当は若いんですよ。まだ4つですかね。映画の初出演が、初主演になったっていうお話伺いましたけども。今回、もともと猫も肥えるということで猫もかなりわがままボディの猫ちゃん、当時8.5キロとかなり大きかったんですけど、最近はダイエットもしましてですね、金時君7キロ台まで落ちてるということで、ぜひここはナイスボディつながりということで、佐藤さん。
佐藤:いやもうね、子供産んでからそうでもないんですよ。
MC:いやいや。一児の母とは思えないですよ。
佐藤:でも私、子供が14キロくらいあって、金時を片手で抱きしめてるシーンがあって、私はいつも14キロ持ってるんで、全然平気だって言ったんですけど。持ってかれるくらい、ずっと片手で持っているのは大変でしたね。

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MC:なんかダイエット方法ないですか?
佐藤:そうですね、昨日こういう質問が来ますというような台本をいただいて、寝ずに考えたんですけど、私部屋に一個以上鏡を置いてるんです。
大野:各部屋に?
佐藤:各部屋にそうそう、リビング以外の部屋は全部大きな鏡を置くようにしてるんです。だから鏡を置けば意識するんじゃないかな。
MC:だから金時があちこち行ったりしても鏡を置いておいたら。
佐藤:鏡を置いたら、「あっ、ちょっと今やばいかも」みたいな。いやちょっと太ってもお腹をへこませたりとか、そういう日頃のことで全然違うと思うんですよ。なので一部屋かわかんないですけど、楽屋に大きな鏡を置けば金時さんもお痩せになるんじゃないかな。
MC:なんか動物プロダクションの方が「うん」って言ってますね(笑)。わかりました、それを実践してください。さあ、そして藤本さんでございますけども、ドラマからずっと大野さんとやってきて、今回映画で最大の謎も明らかになりますけど、いかがですか?思いといいますかいろいろあると思いますが、その辺のこと。
藤本:今日、お越しくださった皆様は、おそらくドラマからご覧になってくださっている方が多いと思うんですけども?
MC:ああ、すごい嬉しい。もう7割近くの方がドラマをご覧になっていらっしゃるという。
藤本:なので最大の見どころは、父上は父上なのか、それとも父上が父上なのかっていう最大の謎が解けるというところを見ていただけるといいところです。あと金時が本当に可愛いのと、さらに映画版では子猫が登場しまして、猫と猫の素の、ね、監督? 素なんですよね。あんみつと金時のシーンが本当に癒されるシーンとなっているので楽しみしていただければと思います。
MC:皆さん是非ね、「この映画面白かったよ」などSNSで広めていただいて。
藤本:この後実は、金時を皆さんのスマホで撮っていただけるというイベントが待っているようですので、ぜひSNSなどに載せていただいて、口コミなどお願いできればと思いますのでぜひお願いいたします。
MC:今は撮影NGなんですけど、この後OKになりますからちょっと待ってくださいね。そして麿さん忍者の棟梁ということで、かなり役作り的にもどうでしょう。
麿:あの時代の棟梁というのはわかりませんけど。役作りがですね金時に変身遂げたんですよ。動かない役なんですね。もうほとんどじーっと。じーっとしてるのは金時が上手いのでね。だんだん僕の芝居が金時化していると思いますよ。一番猫を狙ってるんだけども、なぜ嫌ったかってのは映画を見ていただいたらいいんですけども、大変なことをしてしまったんですよ。そういうことで猫を遠ざけるようになってしまったんですけども、実は金時に芝居を教わりまして、それでああゆういい芝居ができたかなと思ってますけども(笑)。
MC:金時から着想を得たっていうのもね。
麿:そうですね。だんだんぼーっとしてましたけども。金時の存在の在り方をこの野郎と思ってみてました。先生ですね(笑)。
MC:じゃあ今日は子弟がまた出会ったという感じもありますね。そして今回ですね船越さんが画面を占めていただいていると思いますけども、監督そして船越さん、今まで猫映画ってものすごい数が作られてきましたけど、その中でも『猫忍』の立ち位置はどのようにお考えになりますかね。
船越:新しい立ち位置なんじゃないですかね。言ってみればなごみ系動物映画の誕生みたいな。
MC:そうですね。『マリと子犬の物語』もなごみ系でした。
船越:あれはどっちかっていうとスペクタクルありの感動巨編という感じなんですけども。これは本当にほっこりとなごんでいただく映画。まあでも切れのいいアクションもありますし、なごみ系だけじゃないか、なごみ系アクションエンターテイメント。
MC:そうですね。それもぜひ口コミのほうで広めていただきたいですけども。
船越:なごみ系アクションエンターテイメントでございます。
MC:監督はどうですか、今回裏に隠されたメッセージやテーマであったりとかするんでしょうか。
渡辺:やっぱり変化の術ですね。それがすべてになってます。スピルバーグのようなすごいお金のかかった変化の術が。
MC:ラストすごい大立ち回りがね。あんまり言えないんですけど。船越さんがすごい大変なことになっちゃいますもんね。
船越:大変なことになります。あの一つだけ皆さんにお願いがあるんですけども、この映画はご覧になっていただいた後もネタバレ厳禁でね。ネタバレ厳禁映画っていろいろありましたけども。『シックスセンス』とか『猿の惑星』とか最後言っちゃったらもう観なくてもいいんじゃないかくらいの。『猫忍』もそういう可能性を大変はらんでいる映画ですからね。SNSなどでも「この映画は素敵よ、観に行ってください」という中でも、最後のネタバレだけはご勘弁いただけたらと思う次第でございます。
MC:さすがは、もうお昼のMCも拝見させていただいておりますけども。
船越:あれも猫と同じなんですよ。猫編集長も実は、金時君と同じ事務所に所属しておりまして。金時と同じペットの写真を編集長と三人で撮りましたよ。編集長も金時も「anan」に取材されてますからね。私より全然人気者ですからね。
大野:先に金時にヌードやられるかもしれない(笑)。
MC: 「anan」だけに。まあ、ネタバレだけは厳禁で、猫界の『シックスセンス』ということでよろしいですか。
船越:すばらしいです。
MC:シャマランっていうことでよろしいですか?
船越:ニャマラン監督で(笑)。
MC:重ねてきますね(笑)。ありがとうございます。これもぜひ伺いたいのが、船越さんが、忍術を一個使えるとしたらどんな術を使いたいですかね?
船越:僕は分身の術ですね。三人か四人ほしいなと、自分が。
MC:どういう時に使いたいですか?
船越:仕事を一生懸命する人が一人、ドラマと映画をしっかりやる人が一人ずつ、何もしないでだらんとする人が一人、それと世界中を飛び回って芸能を広める人が一人。たまに四人が合体して、お互い経験したことを交換できたらいいなと。皆さんそう思いますよね?
MC:ご本人はどれが一番?
船越:だらんとしている人でしょうね(笑)。
MC:猫と戯れて、最高ですね。ということでいろいろとお話し伺ってまいりましたが、そろそろお時間も迫ってきたということで、最後に主演の大野さんからですね見どころ含めご挨拶をお願いします。
大野:今日は初日お忙しい中、こんなにたくさんの方に集まていただき、本当に嬉しいです。本当にありがとうございます。船越さんもおっしゃっていた通り、なごみ系アクションエンターテイメントということで本当に緩くて、麿さんも猫を目の敵して、紅葉さんも敵なのか味方なのかわからないみたいな、ちょっと敵みたいなものも出てきたりするんですけども、敵もどこか絶対抜けているところがあって、かわいらしい部分があって、どこにも悪い人が出てこないんですね。なので観ていてゆっくりと日々疲れている心がほどけていくような癒し作品になっていると思いますので、ぜひ気楽に観ていただいて、金時の可愛さに癒されていただいて、ちょっと笑えるところでは皆さんで劇場を笑いの渦に囲まれるくらい笑っていただいて、日々の疲れを吹き飛ばしていただければと思います。今日は貴重なお時間をありがとうございました。この後、映画本編を楽しんで帰ってください。ありがとうございました。

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『猫忍』
2017年5月20日(土)全国公開
監督:渡辺武
出演:大野拓朗 船越英一郎 佐藤江梨子 藤本泉 渋川清彦 鈴木福 ふせえり 永澤俊矢 柄本明 麿赤兒
配給:AMGエンタテインメント

(C)2017「猫忍」製作委員会