【全起こし】中村優一「プライベートでも舞台でも表情筋が死んでると言われる」に総ツッコミ! 舞台「警視庁抜刀課vol.1」公開衣裳付き稽古

舞台「警視庁抜刀課vol.1」の公開衣裳付き稽古が5月19日、 東京都江東区のお台場シムスタジオで行われ、出演者の中村優一、井上正大、星元裕月、藤木かおる、岩田華怜、宮崎翔太、伊藤陽佑、山本一慶が登場。鬼気迫る公開稽古の後には、出演者による囲み取材も行われた。今回はその模様を全文掲載でお届け。

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↑左から伊藤陽佑、山本一慶、岩田華怜、中村優一、井上正大、星元裕月、藤木かおる、宮崎翔太

MC:それでは皆さん、意気込みのほうをよろしくお願いします。

伊藤:武蔵坊弁慶役の伊藤陽佑です。よろしくお願いします。今回はたくさんの見せどころのある舞台に出演できてとても嬉しいです。僕としては、役どころとして非常に奇妙な役なので楽しみです。よろしくお願いします。はい、九郎様。

山本:源九郎義経をやらせていただきます山本一慶です。今回は殺陣もふんだんで、かつ僕自身は敵対する役ということであまり経験はないんですけど、役者として楽しんでいきたいと思います。よろしくお願いします。

岩田:みなさん、おはようございます。六人部真名役の岩田華怜です。今回はご覧のとおり、スーツでビシッときめてるお三方とか、強そうなお二人とか、すごいかっこいい男性陣のなかで、真名ちゃんの役割というか、19歳になったばかりの私がセーラー服を着る意味っていうのを考えたいです。

中村:そっか、卒業してるんだもんね。

岩田:現役じゃないってところにちょっとプレッシャーを感じつつあるんですけど…すごい不安なんですけど、フレッシュさも出しつつ…変に現役が長いので、そういうのうを抑えつつ、みなさんにとって癒しポイントみたいな感じになれるような役どころだと思うので…。

一同:「1年だけやん」「若いよ」「フレッシュだよ~(笑)」

岩田:私は全然違うんですけど、真名ちゃんはかわいい子なので(笑)今までと違うのは少し邪悪なオーラを放つ瞬間があるんです。女の子なので、そういうのが今までの役とは一味違うので、そういったところも出しつつ、岩田華怜の闇を出しつつ、頑張っていきたいなと思います。

一同:「闇?」「謎が多い発言だな…」とざわつくメンバー。

岩田:自分の闇も出しつつ、刀にそれをこめて託したいと思います。よろしくお願いします。

宮崎:ホームレス中学生役の宮崎翔太です。(一同笑い)ごめんなさい。袴田亮介役の宮崎翔太です。今回、オリジナルキャラクターということで演じさせていただいてます。物語とどう絡むかご期待ください。よろしくお願いします。

一同:「なんで警官の衣装でこなかったの?」「一人フランクな人いるね」「なんで囲みに素人さんいるの?(笑)」「警官だよね?」

藤木:乾小町役の藤木かおるです。不器用ながらも、この抜刀課メンバーの皆さんをサポートしていきたいと思います。強く、そして賢く乾小町を生き抜きたいと思います。よろしくお願いします。

星元:兎茶護役の星元裕月です。本日はお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。今回、兎茶護役ということでメインキャストの一人として、抜刀課のメンバーとして出演するんですけど、自分自身初めての役どころというか、重要なキーを握ってる役なので、そこをしっかりと出していきたいなというのと、自分自身まだキャリアというか、引き出しというかまだまだ浅いので、そこを自分のなかでステップアップして成長できたらいいと思いますし、役を通していろんなものをつくりあげていけたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

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井上:架光隼人役の井上正大です。今回、切通弥の中村優一くんとのタッグということでやらせてもらっています。舞台の見どころとしては、中村優一くんとのタッグ感というのと、あと今回の舞台はすごくおもしろくて、実際の殺陣のアクションを舞台のセットにあるものを叩いたりだとか、生音を使ったりだとか、舞台ならではの映像ではできない特殊効果みたいなのもふんだんに使っていて、ほかの舞台とはまた違う、おもしろい作品になっていると思います。一人でも多くのお客さんが観に来てくれたら嬉しいなと思います。

中村:切通弥役の中村優一です。警視庁抜刀課の原作漫画の世界観を残しつつ、ただ僕たち人間が動くので、お芝居も殺陣もアツいものにしたいなと思っております。あと一週間をきっているんですけど、どんどんどんどんストーリーを厚くして、見栄えのいいものにして月曜に出せたらいいなと思っていますし、中村井上タッグVS山本組との対決も見物ですので、そこらへんを楽しみに観に来ていただけたらと思います。僕、まだ2シーンしかさっき稽古をやってないんですけれども、もう汗だくですので…最後の最後は客席に汗を飛び散らすほど体をふんだんに使ってエネルギーを客席に届けたいと思いますので、みなさん、ぜひ26日からシブゲキでやっています。観に来てください。お願いします。

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MC:ありがとうございます。それでは記者の方の質問を受け付けたいと思います。

記者:本格的な殺陣の稽古ということで、最初のうちは足腰が立たないほどしごかれたということを資料で読んだのですが、実際経験してみて、最近になってどうでしょうか?

井上:青木(殺陣:青木哲也 )さんがとても厳しく…(一同笑い)さらに目指すべきところが高すぎて…僕らは殺陣を本格的にやっている人間ではないので、役者のなかでは動けるほうかもしれないですけど、殺陣業界のなかでは下の下ですから、そこを少しでも毎日の稽古でどこまで食らいつけるかっていうのを日々やってます。

中村:僕はもう毎日朝起きたとき全身が痛くてですね、日々日々体が動かなくなってきてですね(笑)そこはやっぱり青木さんに食いついて。

井上:全くさあ、殺陣が終わった後さ、(青木さんが)満足そうな顔一回もしたことないよね!一回も!(一同笑い)うーーん…みたいな。

中村:本番までにはね、その青木さん顔をね…。

井上:ぜひ見られるようにしたい!はい(笑)。

記者:山本さんにもお伺いしたいんですけれども…。

山本:4人で戦うシーンもあったりするので、乱戦というんですかね、舞台上全体を使ったようなアクションをやっているので、そこは見どころで、かつその分僕らはすごく動いたりもするので…でも楽しく日々やらせていただいて、毎日毎日成長は自分のなかで感じられ、みんなもたぶん感じていると思いますけど、このままのペースで本番を迎えられたらすごくいいものになるんじゃないかなと思ってますので、楽しんでいただけたらなと思います。

記者:伊藤さんは刀ではなく、薙刀(なぎなた)…?

伊藤:そうですね。売れないミュージシャンみたいなでかい何かを持ってるみたいな感じで…(笑)。隣(山本)は男子高校生が刀を振るってるみたいな感じなんですけど…。

中村:違うでしょ?!(笑)

岩田:すごい話になってます(笑)。

伊藤:でも初めてですので…長いものを振り回すのが。それこそ優一くんが言った通りで朝起きるときが辛い(笑)。意外と重いんですよね、あれね。樫の木なんです。あれがなかなか…なんだったらもう僕じゃなくて一回変身してからアクションみたいにやってほしい(笑)あ、違う話?(笑)。

記者:星元さんは実際に刀を振るうシーンはあるんですか?

星元:今回は刀を振るシーンはないんですけれども、兎茶だけちょっと周りのメンバーとは違って———。

記者:アクションは難しいですか?

星元:初めてこの稽古に入るときに、殺陣やるのかな?どうなるのかな?って、結構わなわなしながら入ったんですけども、実際(稽古に)入ったりすると先輩方に教えていただいたりだとか、皆さんに教えを受けているので、あとは先輩方についていくだけです。

記者:そういう意味では頼もしい方がいらっしゃいますけどね? どうでしょか、みなさんの殺陣を見ていて。

藤木:いろんなことでいっぱいいっぱいであまり…みなさんすごいなって思って見ていて…。

中村:でも、かおるも結構動くじゃん。

藤木:いや、みなさんに比べたら全然私は動かないんですけども…

一同:「結構かっこいいよ」「見せ場じゃん」「飛び回ってる」

藤木:嬉しい(笑)足掻いていきます。

記者:宮崎さんは謎のままですか?何か明かせるようなヒントとかありますか?

宮崎:僕も一応殺陣はあるんですけど…(一同笑い)僕も少しだけ見せ場が…かっこいいところはあります。

井上:そう考えると真名ちゃん以外みんな殺陣が…。

岩田:そうですね。

記者:ヒロインとしてはどうなんですか?

岩田:ヒロインではないんですけど(笑)、すごくみなさんの殺陣を毎日見ていて、かっこいいなって思って。私も殺陣にすごい興味を持っていて。ちょうど始めたばかりだったんですけど、今回も『警視庁抜刀課』に出演させていただくにあたって、「ちょっと殺陣、やっちゃおうかなぁ!」なんて思ってたのに、一切無くて。

中村:でも、オーディションで言ったんでしょ? 「警視庁抜刀課」のオーディションのときに。

岩田:はい。「刀を扱う役がやりたかったので、たちまわりがすごい楽しみです!」って言ったら演出の大和田さんがすごい苦笑いしていらっしゃって(笑)「え?」っと思ってたんですけどその理由がわかりました。稽古が始まって。

井上:稽古初日にスクワットしてさぁ、木剣振ってるから「あの子(岩田)は何してるんだろう?何役?」って(笑)。

(一同爆笑)

岩田:筋肉を痛めつけるっていうのを課題でやっていて…。

記者:本番では披露する機会はないけども、特訓は皆さんと一緒に?

岩田:そうですね。抜刀に全てを…懐刀を抜くシーンに全てを懸けて…パンチラしつつ(笑)。

中村:パンチラするの?(笑)

一同:どこかで(岩田の)見せ場作っちゃいますか?発表会みたいな感じで。

岩田:やめてください(笑)ハードルが上がっちゃうので…全然大丈夫です。

記者:みんなを倒していく感じで?

宮崎:「そうですね。(岩田が)僕らを全員倒していく…全員やられる(笑)」

岩田:やめてください、もう…ほんとに。

井上:じゃあ、青木さんに言いつけて…(笑)。

(一同笑い)

ありがとうございます。

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記者:それでは、みなさんの役の見どころを教えてください。

伊藤:トップバッターでなかなかボケにくいですね(笑)。

岩田:ボケようとしないで(笑)。

伊藤:役柄としては大柄の男っていうぐらい…みんなでかいのでそんなに差はないんですけど…。

井上:そんなことはないですよ。だいぶでかいです。

伊藤:大柄とか寡黙とか、僕としては(自分が)かなりしゃべる人なので、真逆なので、初めての挑戦なのでそこは見どころにしたいなと思います。

山本:死ねない体…。

中村:死ねない系男子だもんね?今流行りの。

山本:こう、二人(山本と伊藤)は死ねない系男子。

宮崎:死ねない系男子って何だ?(笑)

伊藤:不死身系。

山本:今流行りの死ねない系男子なんですけど、それが故に長く生きているので、死ねない体についての苦悩だったり、抜刀課チームと敵対するチームなんですけど、こっちはこっちでただの悪ではなく、葛藤だったり、心の闇じゃないですけど、抱えている辛さだったりがあるキャラクターなので、そこを感じていただいて、単なる悪ではないということが魅力かなというのが…そこを楽しんでいただきたいですね。

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岩田:物語の一個の事件というか、心を動かすきっかけとなる女の子という役割を担っている真名ちゃんなんですけども、おばあちゃんっ子で心が優しい子で、私もおじいちゃんに育てられたっていうところもあるので、そういうところも自分と重ね合わせながら役作りをしている最中なんですけれども…高校2年生には重すぎるというか、そういう重圧というか自分の使命を背負っている女の子なので、細かい部分まで真名ちゃんに寄り添いながら最後まで行けたらいいなと思います。

宮崎:僕の役が情緒不安定なんですけれども…心の闇を抱えている役なので、テンション高い性格だったりテンション低い性格だったり、いろんな抑揚がつくことができるキャラクターになっておりますので、そこはぜひ注目していただきたいなと思います。

藤木:乾は本当に先輩方を慕っていて、一生懸命サポートしようするんですけど、いかんせん不器用なので、ドジったりやる気が空回りしたりとか、そういうところもあるんですけれども、一生懸命先輩方について行くっていう、そういったところを見ていただいてほしいです。

星元:兎茶は抜刀課のメンバーのなかでは明るいキャラクターといいますか、見た目がかわいらしいキャラクターなので…ストーリーのなかでも分析キャラというか、話を進めていくうえですごい大切なキャラクターなので。お客さんがこの舞台を観ていて、兎茶が言うことで「なるほどね」って納得します。そこはやっぱりしっかりとやっていきたいなと思います。

井上:僕は切通弥と架光隼人っていうある意味正反対のキャラクターだとは思うんですけれども、諸突猛進な切通に対して、木を見るんじゃなくて森を見るタイプの架光隼人というか…すごく全体を見ているキャラクターで。お互い性格の違いで認められないところもあり、けれどもお互いリスペクトしているところもあるみたいな…昔から一緒に切通と架光はいるので、そういった雰囲気みたいなものを出して行けたらなと今後の課題としては残っていて、そのへんを詰められたらいいなと思います。

中村:切通は基本的にクールで不器用なんですけれども、抜刀課のメンバーからも最近笑った顔を見てないと言われているぐらい、笑った顔を見せない役で。それは切通が過去に何かがあってっていう…そこは舞台のポイントとなって、見どころとしてあるんですけれども…今はなんとなくしか言えないんですけれども。僕自身はプライベートは家から出ないので、舞台でも表情筋が死んでると言われるので、ちょっと似ているところがあるかなと。

一同:「結構笑うイメージあるけどね」「ほぼ笑ってるじゃん」「めっちゃ笑い上戸じゃん」

中村:表情筋、生きてました(笑)。

(一同爆笑)

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↓公開稽古の模様

舞台「警視庁抜刀課vol.1」
期間:2017年5月26日(金)~6月4日(日)の14公演
会場:CBGKシブゲキ!!
原作:斎藤岬「警視庁抜刀課」 (月刊バーズ連載中/幻冬舎コミックス)
脚本・演出:大和田悟史
出演:中村優一 井上正大 星元裕月 岩田華怜 伊藤陽佑 山本一慶 ほか
殺陣:青木哲也

公式サイト:http://battoka-stage.jp/
公式twitter:@battokastage

チケット料金:全席指定6,900円(税込)
一般発売中
battoka-stage.jp/ticket/
(公式サイト/チケットページ)