【全起こし】澤穂希から神木隆之介、中村倫也、尾上寛之へ”闘い続けるコツ”を伝授!?『3月のライオン』トークショー付き前編・後編イッキ見上映会

大友啓史監督最新作、神木隆之介ほか豪華キャスト出演の前・後編2部作『3月のライオン』。このたび2部作の大ヒットを記念し、5月1日(月)、新宿バルト9で“人生を闘うものたち”トークショー付き前編・後編イッキ見上映会が開催された。主人公・桐山零役の神木隆之介とその先輩棋士・三角龍雪役の中村倫也、松本一砂役の尾上寛之、そして”女子サッカー界のレジェンド”澤穂希がスペシャルゲストとして登壇し、トークを繰り広げた。キャスト3人と、今年1月に女の子を出産し一児の母となった澤が、一体何を語るのか? その模様を全文掲載でお届けする。

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MC:大変お待たせいたしました。拍手の準備、心の準備、よろしいでしょうか?まずは映画『3月のライオン』より、神木隆之介さん、中村倫也さん、そして尾上寛之さんの登場です。
(会場拍手)

MC:それではまずひとことずつご挨拶をお願います。
神木:皆さん、お疲れ様でした(笑)。改めまして、桐山零役をやらせていただきました神木隆之介です。イッキ見ですもんね。(皆さん、)イッキ見した後ですもんね。前編の舞台挨拶だったりとか、後編の上映後の舞台に立った時の雰囲気とまた違う……、なんか本当に疲れてないですかね(笑)? 本当にすいません(笑)。なかなかイッキ見というのも大変なことでもありますけど、昼間雨とか雷とかあったのにわざわざ…、しかもゴールデンウィークですからね。
中村:知らないんじゃない?
神木:知らないか!? 今、めっちゃ雨降ってたんですよ。嵐だったんですよ。そうか、皆さんその時は前編の一番最初の天気で戦っていらっしゃったんですね。本当に、こちらの上映会を選んでいただき、ありがとうございます。今日は短い時間ですがどうぞよろしくお願いいたします。
中村:こんにちは。ミスミ役、スミス役?どっちで言えばいいんですかね? 自分でもよく分かってないですけど。
神木:まあミスミじゃないですか(笑)。一応ミスミ?
中村:三角龍雪役の中村倫也です(笑)。本日はありがとうございます。ゴールデンウィークですもんね。大丈夫ですか?沖縄とか行かなくていいんですか(笑)?(会場笑い)沖縄よりこっちだったんですね。ありがとうございます(笑)。だからイッキ見ということで、作品も棋士たちの濃厚な、家族たちの濃厚なドラマで、観る方も集中力がある程度いると思うので、ちょっとお疲れの人もいるかもしれないですけど、まあそんな方は今この、春の一陣の風のような神木くんを眺めて、
神木:いやいやいや(笑)。
中村:心を爽やかにして楽しんで帰ってください(笑)。最後まで楽しんでください。どうも。
尾上:皆さん、お疲れ様でした!松本一砂を演じさせていただきました、尾上寛之です。前編をご覧になって来られた方もいらっしゃるでしょうし、後編を観てからイッキ見に来られた方もいらっしゃると思うんですけど、別々に観るのと、一気に観るのと感想いろいろ聞きたいなと思うんですけど、なんか、ありますか?
(会場困る)
尾上:はい、ありがとうございまーす!(会場爆笑)
中村:フランクすぎる、入りが(笑)。まだ距離感はかってるから、皆さん。
MC:せっかくなんでどれくらいの方が、今日初めてなのか複数回なのか聞いてみましょうか?今日、前後編初めて観たよという方?
(会場挙手)
MC:あー、結構いらっしゃるんですね。
神木:すいませんね、いきなり。前後編、初めて観られるのに、イッキ見ありがとうございます(笑)。
MC:ちなみに、2回以上観ている方?(会場挙手)おー、半々…、もしくは複数回の方が多いですかね?
中村:15回観たという人?
神木:すごい戦ってるね。
(客席一人だけ手を挙げた人が)
中村:あ、居たよ!? 15回観たの!?
神木:もうそれは僕たちより詳しいんじゃないですかね。
中村:もう代わりにしゃべってもらいましょう(笑)。
MC:今日はですね、「人生を闘うものたち」というテーマで、この後トークしてもらいますが、キャストのお三方プラス、このテーマにピッタリの方をお招きしております。それではご登場いただきましょう。澤穂希さんです!
(会場拍手)
MC:それでは澤さんからご挨拶をお願いします。
澤:皆さん、こんばんは。澤穂希です。出産後初めての人前なのでちょっと緊張していますが、本日はよろしくお願いいたします。
MC:偉人がいらっしゃいましたということでね。澤さんは15歳で女子サッカー日本代表に入られまして、長年プロ選手としてご活躍されていた経歴をお持ちなんですけども、2011年、FIFA女子ワールドカップのドイツ大会では、キャプテンとしてチームを優勝に導かれましたし、MVPと得点王を獲得されています。そして同年度のFIFA バロンドール授賞式にて、世界年間最優秀女子選手(「女子FIFAバロンドール(FIFA Ballon d’Or)」)も受賞されているという。その翌年、2012年には4回目の出場となったロンドンオリンピックで銀メダルを獲得。ワールドカップ6大会連続出場というのは世界記録にもなっているんですね。もうまさに日本女子サッカー界のレジェンド、もう日本の宝と言ってもいいと思うんですが。現在は、現役を引退されましてご結婚されて、今年1月には第一子をご出産されました、おめでとうございます。(会場拍手)今日は澤さんを含めまして、現役時代のサッカー選手としての戦いももちろんなんですが、今はお母さんとして人生を戦い続けている澤さんにもトークに加わっていただきたいと思います。
中村:もう、尾上くんが緊張しちゃってね(笑)。
尾上:めっちゃ緊張するわ(笑)。
MC:それでは澤さん、まず本作のご感想はいかがでしたか?
澤:私は今回、プロ棋士の桐山零さんと、私も現役プロサッカー選手としてすごく長い間戦っていたので、共有できる部分があって、(自分を)重ねて映画を拝見させていただきました。幼少期から私もサッカーひとつで、ずっと戦ってきて、その中には家庭の問題であったりとか、戦い続ける難しさだったりとか、苦労をしたところとかすごく共感できて。最後はやっぱりやり続けた結果、先に見えるものとかも重なって、とても楽しく観させていただきました。
MC:神木さん、共感された点が多かったと、澤さんがおっしゃってますが、いかがですか?
神木:いやあ、もう、本当に嬉しいです(笑)。ありがとうございます。本当に…、頑張って良かったなと思いますね。楽しんでいただけたんなら、本当に、それでもう。ありがとうございます。
MC:頭が下がりっぱなしですね(笑)。
神木:本当に、そうですよ(笑)。もう楽しんでいただけたんでしたら、それでも僕たちはもう、最高です。幸せです。
MC:プロの選手としても共感された点がいっぱいあるということなんですが、澤さんは現役時代、厳しいプロ生活を続けていく上で、どんなご苦労がありましたか?
澤:プロというのは結果を求められるものなので、勝ち続ける難しさもそうですけど、勝っていくうちに期待感もあるので、勝ち続けなくてはいけないプレッシャーとの戦いというのも、すごく自分が現役の時、大変だったなあと思いますね。でも、そのプレッシャーも私自身はすごく楽しみながら、やってましたけど。
MC:全国民の期待ですもんね。それを背負うその気持の強さ、大きさたるや、どのようにそれを乗り越えていたんですか?
澤:私はチームプレイだったので、一人ではなかったのでやっぱり皆と協力して自分が持っている力を出して皆に自分が持ってない足りない部分を助けて補ってもらっていたので、本当にみんなの力が私を乗り越えさせてくれたと思ってます。
MC:チームとして乗り越えていったというね。どうですか、キャストのお三方。俳優としてキャリアを築いて行く上で、なにか注意していること、工夫されていること、気持ちを保っていくのに何かありますか?神木さん。
神木:はひいい…、僕ですか。えー…、えー…、難しいですね…。えっと。えー…。たもっ…保っていく? 注意していること…?
中村:心がけていることとか。
神木:いやあ…、工夫…。工夫…は思い浮かばないかもしれない…。
MC:今日はキャストの皆さん、ボーッとされてますよね(笑)。
神木:いやいや、皆さん疲れているから、スローペースでいこうかなと思って。ただ工夫は今、ぱっとは正直思いつかないなとは思います。だけど、役としていろんな方の思いを背負ってますし、原作ファンの方のいろんな思いもちゃんと受け止めて、もちろん小説もそうですし、作品自体もそうですし、なんかそういうものをちゃんと背負って、どういう風に役と向き合っていかなければいけないのかっていうのはもちろん全力で毎回ありますし、より良くいいものを皆さんに届けたいという気持ちは、皆んな持っているものなので、特に工夫とかは考えたことは、ないですね。仕事に関しては。

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MC:澤さんもチームプレイとおしゃってましたけど、映画もたくさん関わっている方がいて、原作のファンの方もいて、今回もそのチーム皆んなで一緒にいいものを作っていこうみたいな気持ちが強かったんだろうなと。
尾上:やっぱりお芝居も一人じゃできない。チームプレイというか。相手がどういう風に、来たものに対してどう返そうかっていう。チームで作るということは、すごく皆んな意識しているかもしれないですね。
MC:尾上さんは、特に気をつけていることとかありますか?チームで作ることとかもそうだと思うんですけど。
中村:(小声で)汗をかかないことでしょ。
尾上:そうですねえ、汗をかかないことです。(会場爆笑)
MC:今、周りから聞こえてきたような気がしましたけど(笑)。結構、汗を普段かかれるんですか?
尾上:めちゃくちゃ汗かきなんですよ。映画の中でも映ってる…なあ。映ってるんですけど、すごい迷惑をかけちゃって。夏だったんですよ、撮影が。で冬のシーンがあって、周りのエキストラの方たちとか毛皮とか着てて、僕が歩いて行くんですけど、その歩いて行くまでが、「よーいスタート」がかかるまでダラッダラで。メイクさん3人がかりで汗を止めるっていう(笑)。めちゃくちゃ迷惑かけたんですよ。
中村:チームプレイですね。
尾上:それはチームプレイですね(笑)。
中村:良かったですね、いいアシスト入れてもらってゴールを決め…
尾上:なんのはなしー(笑)?
MC:中村さんはありますか?作品を作っていく上で。
中村:僕はチームプレイもそうですけど、同じことかもしれないですけど、ちゃんと人に甘えるというか、人を頼るというか、そうすることで自分も頼ってもらえるっていうのはありますね。一人だとできることって限られていて、でもかけ算していくと、一人じゃ届かないところまでできるようになったりするんで。
MC:その雰囲気って現場でありましたか?神木さん。自分から甘えて、逆に甘えやすいようにとか。
神木:そうですね、かけ算はいっぱいありましたよ。もちろん。特にこの3人での棋士たちの将棋会館のシーンなんかは、毎回この2人が、アドリブが毎回違うんですよ。それこそリハーサルから違うし、テストも違うし、本番も全部違うし。僕のことを笑わせようしてくるんですよ。僕は役的にも笑っちゃいけないので、頑張って聞かないように聞かないようにしてて。
中村:なんでよ。
神木:いやいや、笑っちゃうもん。
中村:いや、皆んな視聴者、視聴者じゃないや(笑)。観てくれてるお客さんもね、零君の笑顔って観たいもんね。それを僕もね、台本を読みながら、これは零君の笑顔が見たいなと。神木隆之介の可愛い笑顔が見たいなと。子犬のような愛くるしい笑顔が見たいなと思って。いろいろ手を変え品を変え、2人でやってましたね。
尾上:特にここの3人は一緒にいるのが多かったので、珍プレイが多かったですね。
神木:桐山ももちろん、最初笑ってなくて、先輩2人と桐山っていう感じだったけど、でも顔をあげると先輩たちも近くにちゃんといてくれてたんだなっていうことは後から気がつく作品にはなっているので、さすがかけ算というか。
中村:桐山が意識してないところ、潜在的なところでこの先輩2人をナメてるのが好きだった。無視したりするじゃん(笑)。「今、無駄遣いしたくないので」みたいな(笑)。
MC:そのホッとするこの、3人のシーンってね。プロ棋士のいろんな方が熱い戦いをしている中で、すごくリラックスする瞬間だったかなあと思うんですが。では澤さん、現役時代、もっとも人生をかけた瞬間はいつですか?
澤:いっぱいありましたけど、ドイツのワールドカップの時に、優勝した時に、最後のワールドカップだと思っていたので、この大会には本当に全てをかけて戦った試合ですけど、やっぱり最後のアメリカ戦の決勝、ワールドカップの決勝。あれは本当に人生をかけた試合でしたね。
MC:キャストの皆さん、前のめりで聞いているっていうねえ(笑)。
尾上:あのう…、質問いいですか? 決勝の時の、フィールド?
中村:そこから(笑)?
尾上:入って行った時の、気持ちってどんな感じだったんですか?
澤:もう、青いユニフォームに袖を通した時に、もう鳥肌が立つんですよ。震えるっていうか。
全員:う〜ん、うんうん!(深く頷く)
澤:日の丸も背負ってますし、グランドの芝に足を踏み入れた時に”ゾクゾク”っていう、鳥肌というか、これから戦うんだなという緊張感と楽しみと。国歌を聞くともっと”ゾクゾク”っていう。
中村:絶対俺ら、そうやって国歌を聞かない職業だもんね(笑)。代表なんてないし。
尾上:そうだね(笑)。すっごいなあ。。
MC:まさに武者震いということなんですかねえ。キャストのお三方も、もっとも人生をかけて戦った瞬間について伺いたいんですが。
(「人生をかけた?」と顔を見合わせる3人に会場和む)
神木:規模がもう…(笑)。
尾上:本当にそうですよ。
中村:僕、サッカーやってたんですよ。
神木:(笑)。
中村:突破口開くために。
神木:ありがとうございます(笑)。
中村:サッカーやってたんですよ。小、中、高2まで。
MC:ポジションはどこだったんですか?
中村:ポジションは、右サイドハーフをやってましたかね。それこそ人生をかけた戦い、僕の中でのサッカーのピークは中学三年の最後の大会だったんです。7月とかにあって、中学3年間にやってきたこと、しかもチームも3年間一緒で、最後にいい結果を残して卒業したいじゃないですか、中学校。で最後の大会に向けて練習頑張ってたら、じん帯切っちゃったんですよね。
全員:えーーー。
中村:左足首のじん帯を2本切っちゃって、ギブスして松葉杖で学校通いながら、練習もできないし、「最後の大会に俺、出られないかも。三年間何やってきたんだろ」って思いながら、必死に早く治そうと思って、ササミ食ったら治るんじゃないかと思って、いっぱいササミ食べて。で。「もうちょっとで治るかなあ」って時にチームが負けちゃって、最後の大会で。出られなかったんですよ。皆んなで泣いてね、「負けちゃったけど、良かったね」って。で、次の日、病院に行ったら「治ってます」って言われて。
全員:えええええーーーーー!?
中村:怪我を治すことが人生をかけた戦いでしたね。
尾上:ササミに人生をかけた。
中村:ササミに人生をかけた男です。なにその、情熱大陸みたいなヤツ(笑)。

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MC:神木さんは人生をかけて戦った瞬間は?
神木:僕はこの間の生配信。将棋の番組に出させていただいた時、尾上さんと2人で、加藤一二三先生と本当の対局をさせていただきまして。その時は人生かけました。滅多に将棋界以外の人が、加藤一二三先生と盤を通して十分切れで勝負するなんてことはないですし…。いやあ、もう困ったよねえ。
尾上:困ったねえ。
神木:2人でどうしよう、どういう戦略でいこうとか。しかも、失礼もあっちゃいけないので。失礼というのは、心を見ているか、局面を見ているかというか。態度とかじゃなくて、盤上で失礼があっちゃいけない感じ。すごく気を付けていたんですよ。本当に2人で頑張って頑張って、結果負けちゃったんですけど、もちろんね。でもそれは本当に人生かかってたなあ。
尾上:人生かかってた。俺はねえ、神木君の心を読むのにも人生かけてたよ。「これ、どういうこと!?」っていう。
神木:三手ずつ交代なんですよ。1人の思いじゃなくて、2人でひとつの思いにしないと、お互いに、僕が次に何をしたいかを汲んでもらわなければいけないし、尾上さんが次に何をするのかを考えながら。
中村:喋れないの?
尾上:しゃべったらあかんから。
中村:いいじゃん(笑)。
尾上:いやいや、目の前でものすごく集中されてますからね。こっちもものすごく集中してますから。
MC:そこは、桐山と松本の魂が降りてきたんじゃないかなあと。ありがとうございます。では、澤さん、キャストのお三方に伝えておきたい人生を戦い続けるコツ、アドバイスお願いします。
澤:いやいやいやいや(笑)、逆に教えてください(笑)。
尾上:立っておく?
中村:正座じゃない?
澤:(笑)。戦い続けるコツは、逆に教えていただきたいくらいです。私はもう、自分にとってはサッカーが人生のすべてというくらい大好きなものだったので、どんな苦労でもやり続けられたという、ただ好きっていうだけだったので、皆さんも俳優業って好きだからお仕事になされて一生懸命やってると思うので。とにかく、私は好きで本当に頑張ってきたっていうだけなので。皆さんに逆にこれからの人生、いろいろ教えていただきたいと思います(笑)。
中村:じゃあ、尾上君、なんか。
尾上:なんでやねん!おかしいやろ(笑)!?

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MC:将棋界でいうと、藤井聡太四段がね、プロデビューから14連勝中(この日の5月1日時点で15連勝に)というのが話題になっていますが。同じ中学生でデビューした桐山零を演じられました神木さんは、藤井四段をどう見てますか?
神木:あのー…、年上(の意見)として聞いてください(笑)。いや、すごいことですよ。だって14歳ですよ。最近だと7番勝負をして、6勝1敗。プロ棋士の方を相手にデビューしたてといいますか、名人レベルの方々と、互角、あるいは相手の方が上手く刺せることができないような手だったりとか、困らせるような手だったりだとか。僕もケータイとかで見ているんですけど、棋譜みたいなものを。全部分かるわけじゃないんですけど、解説とかを見てると、ここでこう刺すんだ、ここでこう打つんだ、っていうコメントが結構多くて、その発想というのは皆んな持っていなくて、藤井君ならではの発想だったりとか、転換、臨機応援さだったりとか、本当にすごいなって尊敬してます。
MC:頭の回路が違うんじゃないかって、思いますよねえ。
尾上:研究もすごいしているんでしょうね。
MC:努力もされてると思うし。
神木:将棋がすごい好きだって、おっしゃってましたし、これからどんどん、新しい扉を開いていって欲しいなて思いますね。
MC:ありがとうございます。そして、澤さんは現在、お子さんがいらっしゃって、新たなる人生、一児の母として奮闘されていますけど、お母さんと、サッカーの現役時代とちがう苦労があるとおもうのですが。
澤:まだ苦労という苦労をしていなくて、とても育児が楽しくてですね。自分で言うのもアレなんですけど、とても育てやすい子で、泣いたりとか、「大変どうしよう」ということがないので、本当によく寝てくれますし、本当にいい子なので、まだ大変なことは…。多分これからあるのかなとは思いますけど。
MC:ありがとうございます。今日は澤さんにお話を聞いていきましたが、キャストのお三方、いかがでしたか?
神木:なかなかお会いできない方ですし。フィールド入った時の気持ちだったり、ユニフォーム着た時の気持ちだったりとか、なかなか聞くことができないし、ご本人目の前にして聞こともできないですから、本当に貴重な体験をさせていただきました。本当に思います。ほんとっにもう、ほんとっにもう、ありがとうございます。そしてお疲れ様です。
中村:僕は(澤さんと会うのは)2回目なんですよ。前にご飯を食べさせていただいたんですよ、一緒に。そん時はいまの50倍ぐらい質問攻めにしましたね。(会場笑い)サッカーの話もそうですし、バロンドールの腕時計も見せてもらって、なぜか時計の裏面と僕で写真を撮ったりして(笑)。いろんな話を聞いてね。だからまたお仕事でお会いできると思ってなかったので、しかも自分が出演した映画のね。すごい嬉しかったです。
MC:そしてお母さんになられた澤さんにまた再会ということですもんね。
中村:そうですよねえ。ねえ(笑)。
MC:尾上さんはいかがでしたか?
尾上:もう、緊張しました(笑)。自分が日本を背負うってことがないですけれども、ひとつひとつの作品に対して、いろんな思いを背負って頑張っていかなきゃっていうふうに、改めて感じさせてもらいました。ありがとうございます。
澤:こちらこそ、ありがとうございます(笑)。私からしたら、映画に出演している方を目の前にして、プロとして演技をしてすごいなと思っているので。すごくいい映画を観させていただいて、本当に嬉しかったです。
3人:ありがとうございます!
MC:澤さんのお墨付きもいただきました。ありがとうございます。

MC:最後に神木さんと澤さんに一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。
澤:この映画は皆さん人生でそれぞれ背負うものがあって共感する部分もたくさんあると思います。これから映画を観る人もたくさんいるとは思いますが、ぜひこの映画を観に会場に足を運んでいただけたらなと思います。よろしくお願いいたします。
神木:まるで出演者かのような宣伝をありがとうございます(笑)!すいません(笑)。本当に皆さん、ありがとうございます。本当にお疲れ様です。前後編イッキ見、一気に見た時、色が違うなあとか、ここは前編後編と同じ色だったなあとか、そんなことを楽しんでいただけたなら、僕らは本当に嬉しいです。そうですね。戦う全ての皆さんの中で、後押しできる作品になっていたらいいなと思っております。帰り、雨降ってなければいいですね(笑)。気をつけて、皆さん、おかえりください。本当にありがとうございます。
MC:ありがとうございます。

『3月のライオン』前編・後編
全国劇場公開中
出演:神木隆之介 有村架純 倉科カナ 染谷将太 清原果耶 佐々木蔵之介 加瀬亮 伊勢谷友介
配給:東宝=アスミック・エース  

(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会