【全起こし プリキュア①】『キラキラ☆プリキュアアラモード』美山加恋“ブラック”に憧れて、こんな感じの性格に

テレビ朝日系で2004年から放送されている日曜朝の女児向けアニメ「プリキュア」シリーズ。“セーラームーン”以来の大ヒットシリーズとして13年目を迎えた人気シリーズ最新作となるTVアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』と『映画プリキュアドームスターズ!』の合同記者会見が行なわれた。まずは第1部TVアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』の全文を掲載!

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(左から人間のみ)森なな子、村中知、美山加恋、福原遥、藤田咲

MC:2月5日(日)よりスタートのTV新シリーズ『キラキラ☆プリキュアアラモード』、そして3月18日(土)より公開となります『映画プリキュアドームスターズ!』の合同記者会見にお越しくださり、本当にありがとうございます。本日の進行を務めますABC朝日放送アナウンサーのヒロド歩美です。よろしくお願い致します。本日の会見は2部制となっております。1部はTVの新シリーズの会見、2部で劇場版の会見を続けて行なわせていただきます。キャストの方々のお話を伺うのはもちろんですが、プリキュアやSPゲストの登場など、内容盛りだくさんとなっておりますのでお楽しみください。

会見の最初にTVシリーズの映像をご覧いただきたいと思います。

MC:それではここで『キラキラ☆プリキュアアラモード』プロデューサーの(株)ABCアニメーション田中昂より作品の紹介をいたします。
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田中:本日はたくさんの方、お集まりいただきましてありがとうございます。プリキュアの14作目となります『キラキラ☆プリキュアアラモード』ですが、テーマは“スイーツ”と“アニマル”ということでやらせていただきます。今日、女性の方もたくさんいらしていただいておりますが、皆さん甘いものはお好きなんじゃないかなと思っております。私なんかも贈り物なんかで甘い物を持っていくことが多いですが、やっぱり甘い物のなかにはすごいたくさんのいろんな気持ちが込められているというふうに思っております。プレゼントであれば相手への特別な気持ちであったりとか、お土産だったらその時々の思いであったりとか。今日も楽屋の方に差し入れさせていただきましたけれど、皆で頑張っていこうという思いであったりとか、思いを込めて届けるのがスイーツなんじゃないかと思っております。本作ではそういったたくさんの思いが詰まったスイーツの中には、“キラキラル”という元気のエネルギーが入っていて、それを悪い妖精が狙ってくるので、プリキュアがそれを守るために戦うということを描いていければと思っております。

もうひとつのテーマは“アニマル”です。“アニマル”は個性というふうに読み替えていただければと思うんですけれども、動物って本当に特徴がはっきりしているのが動物だと思うんですが、例えばゾウだったら鼻が長いとか、キリンだったら首が長いとか、人も同じで人を例えるときに、“あなた犬っぽいよね”とか“猫っぽいよね”とかよくおっしゃったりしますよね。そういう人の個性だったり魅力だったり、キャラクター全体を表わすものとして今回は“アニマル”というものを使っていければと思います。個性と言えば今回5人のプリキュアがいますけれども、素晴らしい個性を持ったキャストさんに演じていただくことになりましたので、このあと紹介していければと思っております。『キラキラ☆プリキュアアラモード』1年間皆さんに心の栄養がたっぷり詰まったそんな作品を届けていきたいと思いますので、1年間ご声援のほどよろしくお願い致します。

MC:それではTVシリーズのキャスト、プリキュアの皆さまにご登場いただきましょう。皆さまどうぞ大きな拍手でお迎えください。皆さん本日はよろしくお願い致します。それではお一人ずつご挨拶を頂戴いたします。まず宇佐美いちか/キュアホイップ役、美山加恋さんお願いします。

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(プリキュアの動きに合わせて生アテレコに挑戦)「キュアラモード・デコレーション! ショートケーキ! 元気と笑顔をレッツ・ラ・まぜまぜ! キュアホイップできあがりー!」(“アニマル”はうさぎ)
宇佐美いちか役、美山加恋です! よろしくお願いします。

MC:続きまして有栖川ひまり/キュアカスタード役、福原遥さんお願い致します。
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「キュアラモード・デコレーション! プリン! 知性と勇気をレッツ・ラ・まぜまぜ! キュアカスタードできあがり!」(“アニマル”はりす)
有栖川ひまり役の福原遥です。よろしくお願いします。

MC:続きまして立神あおい/キュアジェラート役、村中知さんお願い致します。
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「キュアラモード・デコレーション! アイス! 自由と情熱をレッツ・ラ・まぜまぜ! キュアジェラートでっきあがり!」(“アニマル”はライオン)
立神あおい/キュアジェラート役の村中知です。本日は皆さんありがとうございます。よろしくお願い致します。

MC:続きまして琴爪ゆかり/キュアマカロン役、藤崎咲さんお願いします。
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「キュアラモード・デコレーション! マカロン! 美しさとときめきをレッツ・ラ・まぜまぜ! キュアマカロンできあがり♥」(“アニマル”は猫)
琴爪ゆかり/キュアマカロン役の藤崎咲です。よろしくお願いしまーす!

MC:最後に剣城あきら/キュアショコラ役、森なな子さんお願いします。
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「キュアラモード・デコレーション! チョコレート! 強さと愛をレッツ・ラ・まぜまぜ! キュアショコラでっきあがりっ!」(“アニマル”は犬)
剣城あきら/キュアショコラ役の森なな子です。よろしくお願いします。

MC:プリキュアの皆さんありがとうございました。このあとにマスコミの皆さまより質問時間を設けさせていただきますが、その前に私の方からいくつか質問させていただきます。それでは皆さんにお聞きしたいんですけれども、「プリキュア」シリーズは今回で14作目、2004年からスタートしまして14年目になりましたけれども、「プリキュア」の声優を担当すると聞いたときの感想、そして「プリキュア」への思いをそれぞれお聞きしたいんですが、まず美山さんいかがですか。

美山:「プリキュア」は、1作目の『ふたりはプリキュア』のちょうど世代で、そのとき4、5歳くらいだったんですけど、『ふたりはプリキュア』の“ブラック”に憧れて、今、こんな感じの性格になったと言えるほど影響されたので、そんな歴史ある作品で、しかも主役をいただくことができて、本当に聞いたときはビックリして、オーディションを受けるときも声優を始めたばかりの私がオーディションを受けさせていただいていいのかな?っていうくらいビックリしたんですけど、受かったときは本当にビックリしましたし、受かったっていって喜んだ次の日には「主役だ! どうしよう!」って結構不安で不安でいっぱいでした。

MC:福原さんいかがですか?

福原:私も『ふたりはプリキュア』を加恋ちゃんと一緒で見ていて、私は“ホワイト”が好きだったんですね。本当に今でも思い出に残っているものだったので、受かったって聞いたときはすっごい嬉しくて、もう本当に嬉しくてピョンピョン、ピョンピョン飛び跳ねていて(笑)、すごい本当に嬉しくて、次の日から何しても楽しくて、早くキュアカスタードの役作りをしたいって思って必死に何かノートにメモしたりして役作りのことを考えていました。

MC:ありがとうございます。村中さんいかがですか?

村中:オーディションのときに、初めてキャラクターの絵を見せていただいて、「こ、この顔から私の声を出す…うはぁ~どんなお芝居なんだろう」みたいなことでガクガク、あんまり中学2年生の女の子をやらせていただく機会があんまりなくて、だけど挑戦したい!っていう気持ちがずっとあって、本当に全力で挑ませていただいて、マネージャーさんから受かったという一報を聞いたときは家で叫んで「嬉しいー!」って。やっぱり嬉しかったんですけど、美山ちゃん、あ、美山ちゃんだって(笑)。

美山:初めて言われた(笑)。

村中:美山加恋ちゃんが、言っていたように長い歴史とたくさんの先代のプリキュアたちがいるなかで私が新たなプリキュアを担当させていただくっていう責任とプレッシャーを感じて眠れぬ日々を過ごし、たまに家で一人で「アイス!」とはやってみたりして役作りをさせていただいておりました。これから頑張っていきたいと思います。

MC:ありがとうございます。藤田さんいかがでしょうか?

藤田:女性声優にとって「プリキュア」ってすごく大切な作品で、一生に一度の宝物なのでいつかは絶対プリキュアになりたいなって思っていました。決まったと聞いたときは、別の現場だったので皆にも言えないし、この喜びをどう表現しようかと思っていましが、帰り道にスキップして帰りました(笑)。

美山&福原&村中&森:え~意外(笑)。

藤田:幸せなことが起きると次の日にすごく不幸なことが起こるんじゃないかっていう危惧があって、毎日、車に気を付けながら帰るっていうのが習慣になっていて、収録が始まり出してから、その病気は治りましたけど(笑)。なんかずっと幸せな日々が続いていくんだろうなっていう予感が、毎日すごく自分をハッピーにさせてくれているので、本当にこの気持ちを大切に皆に届けられるようなゆかりさんを演じられたらいいなって思っています。

MC:ありがとうございます。最後に森さんいかがでしょうか?

:まずオーディションに行ったときに初めてキャラクターの絵を見せていただいたんですけど、そのときはもう絶対このキャラクターをやりたい! かっこよくて綺麗でやりたいって思ったんですね。オーディションが終わったあと、全力でやらせていただいたんですけど、ちょっと自信がなくて。。受かったって聞いたときは本当に、最初は信じられなかったんですけど、ガッツポーズで。連絡をいただいたときは心ここにあらずで赤信号を渡りそうになりました(笑)。危ない危ない…。「プリキュア」っていうのは14年続く作品で歴史がある作品っていうことで、責任感を感じておりますし、今もちょっと緊張しているんですけど、やっぱり女の子が見るアニメーション、男の子もいるかもしれませんけれども、その女の子がどのキャラクターを好きになるかによって、その女の子の人となり、人間性、アイデンティティが形成される本当に大事なイベントだと思っているので、その点を踏まえてしっかり剣城あきら/キュアショコラを演じたと思っております。

MC:ありがとうございます。皆さん4話までアフレコ終えられているということですけれども。

全員:はい!

MC:現場での雰囲気はいかがですか? 美山さん。

美山:やっぱり女の子が多いので、すごく仲良しですし、1話とかはこのフルメンバーではない話だったのに、結構、皆集まってくれて見守ってくれましたね。

藤田:アフレコが慣れていないっていうお話だったから、ちょっと心配になって「行きます!」って言って(笑)。
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美山:先輩方がいろいろアドバイスしてくださったりして本当に助けられました。

MC:皆さんサポートしながらの現場だったっていうことですね。ここからは会場にいるマスコミの皆さんから質問を受け付けたいと思います。質問のある方、お願いします。

Q:今回それぞれのキャラクターに好きなスイーツと個性を表わすアニマルが、いちかだったらウサギとショートケーキというものがあるかと思いますけれども、実際の皆さんの好きなスイーツとアニマルがあればお伺いできますでしょうか。

美山:スイーツ…結構、私スイーツマニアというか大好きで、街を歩いているとこのお店はこういう味でって答えられるくらい好きなんですよ(笑)。いちばんハマっていたのはやっぱり去年くらいに流行っていたパンケーキがすごく大好きで、ほぼほぼ制覇したと言えるくらい大好きですね。で、動物ですか、動物は、ワンちゃんとか好きです。

:やだー、嬉しい。(キュアショコラの“アニマル”は犬)

藤田:私、加恋ちゃんと被ったから、私もパンケーキが好きで犬派です。

:私、実は猫派です。逆ですね(笑)。

福原:私はティラミスが好きで、私、何が好きなんだろうなー鳥とか? 犬も好きです私も。

:あ、ありがとう(笑)。

村中:私は、そうですね、別に合わせにいっているわけではないんですけど、昔はアイスはこってり系よりも青いラムネのジェラートが好きで、よくお母さんが買い物行ってる間に一人でそれを買ってベンチで食べて待ってるっていうのがありましたね。あと、動物はこれは完全に影響を受けてるんですけど、ライオンが可愛くて仕方なくてですね。今までは百獣の王で、鹿とかを捕食しているドキュメンタリーとか見てカッコイイなって思うくらいだったんですけど、どうにも最近可愛く見えてきました。

MC:それでは質問のある方いらっしゃいますか。

Q:皆さんそれぞれに質問なんですが、5人のプリキュアは皆さん個性的な性格だと思うんですが、自分との共通点を教えてください。また演じていて感じる魅力なども教えていただければと思います。
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美山:これはアフレコをしていて最近気づいたんですけど、宇佐美いちかちゃんは小学校の頃の自分に似ているなって発見して、それは、何だろうな、結構テンションが割と高くなるときとか、何て言ったらいいんだろう(笑)、ギャグとか言っちゃう女の子なので、皆を笑わせるみたいな、この5人の中ではギャグ担当みたいな女の子なんですけど、そういう顔をしたときのその表情が、小学校の頃に自分がしていた顔と似てる!って思ったりとか。

:(キャラと)リンクしてるんだよね?

美山:そう、リンクしてます。最近はそれが自分と似てるなーって嬉しくなったりします。キャラの魅力は、「プリキュア」の主役の子って、真ん中だから皆をこう引っ張っていくみたいな役割が歴代あると思うんですけど、いちかちゃんも物語がどんどん進むにつれて、プリキュアのほかの皆が集まってくるときに、皆を引き付ける魅力があって、いちかがいることによって皆がどんどん良い方向に向っていくみたいな話の進み方なので、やっぱりプリキュアらしくいちかちゃんも人を引き寄せる魅力がある女の子だなって思います。

福原:ひまりちゃんは、スイーツがすごい大好きで、スイーツのことになるとマシンガントークのようにバーッってなって、もうスイーツのことしか見られないっていう部分があって、そういう部分は自分とリンクしてるのかなって思って、何かひとつのものがあるとそれしか見えないくらいまっすぐ追いかけるっていうのは、ちょっと似てるのかなって。あとはマイペースだったり、ちょっとボケてたり、するところも似てるのかなって思います。キャラの魅力は、なんかしっかり者っていうイメージがあると思うんですけど、それとは逆におっちょこちょいな部分とか、可愛らしい部分も役作りをして見つけたいなと思ったので、そういうところも魅力としてもっともっと引き出していけたらいいなって思います。

村中:似ているところは、外見的なところで言うと彼女は八重歯といいますが犬歯があるんですけど、私は八重歯があったので一方的に親近感を覚えているというのと(笑)、あとは性格的に私もどちらかというとおとなしいよりも活発で、小さい頃から男の子と遊んで変身ごっこをしたりとか、「行くぜ!」みたいなことを言ったりしていたタイプだったので。あとこれはちょっとネタバレになっちゃうからまだ言えないんですけど、彼女の過去にあった話、そこから今の彼女になるまでのストーリーが結構自分に似ているものがあったので、放送を楽しみにしていてください! そして彼女の魅力なんですけど、この5人の中では強めのつっこみキャラでロックバンドのボーカルをやっている、ロック大好きなアイス大好きな女の子なんですけれども、全員キャラ、表情可愛いんですけれども、ふと見せるニヒッていう顔がすごく可愛くてですね、もちろん私も彼女の魅力をもっと引き出せるように頑張るんですけど、絵で、彼女がいたずらっぽい笑みを浮かべるところだったりとか、ギャグ顔だったりとかそういう細かいところにも、あと変身バックにも注目していただければと思います。

藤田:私はキュアマカロンとは思考の仕方が似ているなって思っていて、思ったことをズバッと言ってしまうところとかすごく似ています。魅力は、本当にミステリアスなので、スタッフさんと一緒にこのミステリアスなゆかりをどういうふうに表現していこうかって毎回悩みながらやってるので、ぜひそのあたりを見ていただきたいなと思います。

:ショコラ、剣城あきらですね。私は過去に宝塚歌劇団というところで男役をしていたんですけれども、そこがやっぱり、ビジュアルですよね。男装の麗人というところが似ているのかなーと思っているんですけれども、あきら、ショコラの魅力っていうのは、剣城あきらには体の弱い妹がいて、いつも妹の為にチョコレートを届けてあげたりしている家族思いで優しいお姉さんなんですね。あきらのカッコよさもあり、家族思いの優しいところがとても魅力的で、そこを大事に演じたいと思っております。

MC:ありがとうございます。では次で最後の質問となります。

Q:今も若干、話されたところもあると思いますが、それぞれのキャラの役作りをどのようにされているか、まだアフレコ4回ということでまだ難しいところもあると思いますが、気を付けていることなどあれば教えてください。

MC:お時間がきているので短めにお願いします。

美山:短めに、はい。前作はプリキュアは3人だったんですけど、今回は5人なので5人の中での主役の在り方とかを研究するために前の作品とかを見たりしました。あとは変身するときのかっこよさだったりとか、そういうポイント、ポイントは先輩たちから学ばせていただいています。

福原:私は普段のひまりちゃんと戦闘中のキュアカスタードとしてのひまりちゃんのギャップをつけたいなって、(役が)決まったときから思っていたのでそこは頑張って役作りしていますね。

村中:ジェラートはボーイッシュな女の子ではあるんですけど少年ではないっていうところで、ボーイッシュで語尾だったりとかも男の子言葉というかも使ったりするんですけど、やっぱりどこかしら女の子の可愛らしさだったり愛らしさが残せるようにっていうのを根本に置きつつ、彼女の過去とかをいろいろピースを集めながら役作りをさせていただいております。

藤田:美しい女性が鋭いことを言うとすごく怖い人って思われがちなのでそこを女児にも分かるようにしたいなって思っています(笑)。

:いろいろ言いたいことはあるんですが、まとめると収録時は必ずパンツスタイルで挑んでます!

美山&福原&村中&藤田:確かに!

MC:ありがとうございました。以上で1部TVシリーズの会見を終了させていただきます。ありがとうございました。

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2017年2月1日 東京国際フォーラムD

キラキラ☆プリキュアアラモード 代表カット
©ABC-A・東映アニメーション