【全起こし】有村架純、恩師の作品で「自分のキャパを超えた」「連続ドラマW そして、生きる」完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:そして岡山さんはどうでしたか?

岡山:僕は皆さんより気仙沼での撮影は少なかったんですけど、実際に一話を観させていただいて非常に感動しました。ありがとうございました(笑)。

MC:視聴者目線ですね(笑)。

岡山:本当に素敵なシーンでした(笑)。

MC:楽しみにしていてください(笑)。最後の質問ですが、タイトルの「そして、生きる」にかけまして、皆様が生きているなあと実感するのはどのようなときか、お尋ねします。まずは監督からお願いします。

月川:一日の終わりに子供たちの寝顔を見ているときに生きているなあという。ニュースとかを観ていて、悲しい事件とかがあると、自分の身に起こったらと想像してしまうので、その反動もあってこの一日を無事に過ごせたというだけで、生きているなあという実感をしますね。

MC:岡山さんはいかがでしょうか?

岡山:仕事以外のときは本当に静かに暮らしているので。仕事中ですかね? 今とか、緊張して生きているなと実感中ですね(笑)。

MC:ありがとうございます(笑)。知英さんはいかがでしょうか?

知英:私も仕事しているときに生きてるなと思うんですけど、でもそれって普通だから(笑)。でも生きていて一番好きなのは、二度寝できるとき(笑)。幸せだし、私寝てる〜とか(笑)、二度寝できると思ったときに、生きてて良かったと。すいませ、こんな話で(笑)。でも本当に寝るのが好きなので、そんな感じです。

MC:坂口さんはどうでしょうか?

坂口:僕は疲労困憊なときですかね。疲れ果てた時は感じますね。ギリギリだなってときは、生きてるなというか。ギリギリ生きてるじゃないですけど、力を出し切って、その瞬間とかは感じるかもしれないですね。

MC:知英さんとの話とは逆ですね。

坂口:でも寝てるときは意識がないから…(笑)。

知英:そっか(笑)。

坂口:でもいいね、二度寝はね。確かに。

MC:有村さんはいかがでしょうか?

有村:この作品中は、毎日『生きている…』と思っていましたね。一日の感情の浮き沈みが激しかったので、朝泣いたと思ったら昼笑って、また夜泣いてを毎日繰り返していたので、一週間をどういうペース配分で過ごそうということばかり考えていましたね(笑)。だから毎日、生かされているという感じがしてました。有村架純の日常だと絶対に動かない感情が役を通してだと動くっていう、自分の意志に反していることをしているわけだけど、生かされているなという感じがしましたね。

MC:ありがとうございます。お時間がきてしまいましたので、これから第一話をご覧になる皆様に向けてお言葉をちょうだいしたいと思います。では坂口さんからお願いします。

坂口:今日はありがとうございました。僕は台本を読んでいても思ってはいたんですけど、たぶんこの作品を観て瞬間的に面白かった感動したというのはあると思うんですけど、とても続いていくというか、心の中にずっと残り続けてくれるような作品だなと思いました。この作品を観て、10年経ってもどこかできっとこのシーンを思い出してくれたらいいなと思うし、ずっと心のどこかのポジションにこの作品が残り続けてくれたら
とても素敵だなと思いました。今日はありがとうございました。

MC:ありがとうございます。では最後に有村さん、よろしくお願いします。

有村:この作品は人生という大きなテーマを題材にしていて、登場人物それぞれの生き様が描かれているんですけども、幸せな人生を送るためにはどう生きていれば良いかとか、どう選択したら良いかって、きっと誰もが考えたことのあることだと思うんですけど、自分で人生を選択していくということを改めて考えていただける作品になっているのではないかと思っています。東北の震災も第一話で出てきますし、今一度、東北の方々に思いを馳せていただける機会にもなると思います。とても厚みのある作品になったと思いますので、一話だけでなく六話まで続けて観ていただけたら幸せです。今日は思う存分、第一話を堪能して帰っていただけると嬉しいです。今日はありがとうございました。

「連続ドラマW そして、生きる」
8月4日(日)より、WOWOWプライムにて放送スタート(全6話)※第1話無料放送
毎週日曜 夜10時~放送
監督:月川翔
脚本:岡田惠和
音楽:村松崇継
出演:有村架純 坂口健太郎 知英 岡山天音 萩原聖人 光石研 南果歩

【ストーリー】 3歳のときに交通事故で両親を亡くした生田瞳子(有村架純)は、盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られる。天真爛漫に育った瞳子は、時に地元のアイドルとして活躍することもあり、いつしか女優を志すようになっていた。そして、19歳になった瞳子は、東京で開催されるオーディションに覚悟をもって挑もうとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。その年の秋、瞳子はカフェで一緒に働いている韓国人のハン(知英)とともに、気仙沼でのボランティア活動に参加する。瞳子はそこで、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清水清隆(坂口健太郎)と出会う。穏やかで整然と現場を取り仕切る清隆だったが、瞳子はなぜか彼のほほえみに違和感を覚えていた。清隆自身もまた過酷な運命を背負っていることを、瞳子は知る由もなかった。そして気仙沼での日々をともに過ごした瞳子と清隆は、いつしか互いに特別な感情を抱いていく。

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