【全起こし】藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、斎藤工「一番ぶっ飛んだキャラ」は意外な人物? 『Diner ダイナー』ジャパンプレミアレポート 全文掲載

MC:ええ、ええ、大丈夫です(笑)。

藤原:上映前ですからね、ネタバレしちゃいけないんで。でも、蜷川実花さんですから。僕は何かの縁を感じるというか、実花さんに「竜也、やろう」って言われたら、断る理由は何ひとつ見つからないわけけであって、実花さんと初めて現場をご一緒させていただいたんですけど、本当に大変だったんすよ。すごく撮影は大変でしたが、感慨深いというか、妙な縁を感じるというか、非常に僕の人生にとって貴重な時間を過ごさせてもらいました。

MC:玉城さんは、藤原さんとの共演はいかがでしたか?

玉城:藤原さんには勝手なイメージがあって、独特な藤原節というか、そういうものを常に持たれている方なんじゃないかなと思っていたんですけど、ON OFFがすごくハッキリされている方で、優しくしてくださりありがとうございました。

MC:優しくしてくださったんですか?

玉城:優しくしてくださいました(笑)。

MC:藤原さんは優しくしようと心がけていたんですか?

藤原:ティナちゃんとは初対面だったので、実花さんに「竜也、ティナに会ったことある?」「いやないです。すいません」って言ったら「20歳なんだけど」って言われて、話が合うのかも分からず、お会いさせてもらったら、真剣に僕の話を聞いてくれて、僕の方が優しくしてもらいましたよ。

玉城:ボンベロさんが藤原さんで本当に感謝しております。ありがとうございました。

藤原:ありがとうございました。

MC:監督にもお聞きしたいのですが、全員殺し屋という『Diner ダイナー』なんですが、どんな作品にしようと心がけていたんですか?

蜷川:そうですね、もちろん竜也が主演で、男性主演を撮るのも初めてだし、今までの自分が得意な題材とは違った作品だったので、それをどう挑戦に変えてプラスにしていくかが課題だったんですけど、圧倒的なキャストが揃ったので、その豪華さをしっかりとエンターテイメントに変えて、最後にちゃんとメッセージを残せるように心がけました。みんな、圧倒的に面白かったので、次々と殺し屋が来るので、私と竜也とティナは、それを受けるので必死でしたよね。みんな言いたい放題やり散らかして帰っていくというか(笑)。かなりキャラが立った殺し屋を演じてくださっているので、思いっきりやっていただけたので、必死に3人で受けていた感じだと思います。

MC:この豪華な皆さんですからね〜。それでは皆さんにお聞きしたいのですが、撮影中、印象に残っていることはありませんか? 武田さん、どうでしょう?

武田:僕は(蜷川実花監督の)お父様の(蜷川)幸雄先生にも、ひと作品ご一緒させていただいていますが、実花さんにも5年前に写真集を撮っていただいているんですよね。そのときは、それこそカメラをバズーカーのように構えてですね、「それ、さっさと脱いじゃいな」みたいな(笑)。そういう感じだったんですけど、わずか5年ぐらいで演出という立場でありながらトーンとしては、「お願い」というか、「こういうパターンも見たいかな〜、こっちのをもうちょっと、こうやったらどうなる〜?」みたいな(笑)。フワフワなんですよね(笑)。だけど、仕上がった作品を観たら、とても骨太な文学作品みたいな。メッセージ性の強い作品ができあがっていて、演出の仕方としては蜷川家の血が脈々と受け継がれているんだなと…、こういう話じゃなかった?