【全起こし】西島秀俊「登場人物全員が“平和”のために戦っているから胸に響く」映画『空母いぶき』完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:今聞いていても「平和だな」と思いました。中井貴一さんいかがでしょうか?

中井:そうですね。各局こぞってお花見のニュースをやってるのを見たとき。なんか、あまりほかの国ではないだろうなって思うんですよね。平和な国だなと思います。

MC:日本の美しさも含めて。

中井:もっと良いことを言いたかったんですけど。すいませんでした。

MC:(笑)。皆様、ありがとうございました。では、お時間が迫ってまいりましたので、最後にキャスト、スタッフを代表して、西島秀俊さん、佐々木蔵之介さんから締めのご挨拶を頂戴したいと思います。まずは佐々木蔵之介さんお願いいたします。

佐々木:やっと上映です。長かったですね。みんなこうワーワー言うてましたけれども、今からはちゃんと演じてますんで。舞台は、クリスマスイブを前にした24時間の話です。誰も戦争をしたい人はいません。自衛官、政府関係者の皆さん、ジャーナリストの皆さん、コンビニ店長も含め、みんなそれぞれ各パートで平和を願ってます。この映画を観て劇場を出た後、「あぁ、今こうやって(自分は)いるわ」って思って平和を噛み締めてもらって、家族がいる、仲間がいると思っていただければいいなと、お墓参り行っていただければいいなと思います。今日はそんなテーマとかいいんです、この映画、エンターテインメントを楽しんでください。ありがとうございます。

MC:ありがとうございます。最後に、西島秀俊さんお願いいたします。

西島:はい。この映画を観た映画関係者の結構な方たちが「泣けた」と。「とにかくいろんな場面で泣けて仕方がなかった」と言われて。撮影中は僕たちは常に戦闘態勢でいて、戦況がどんどん厳しくなる中、どう戦争にせずに、あくまで戦闘のままこの現状を打破していくかということにひたすら苦心していたんですけど、なぜそんなに観た方が泣けたんだろうって、考えたんです。で、きっとですね、この映画に関わったキャスト、スタッフ、協力してくださった自衛隊の皆さん、それから架空の登場人物全員が平和のために戦っていたという。そこに誰もブレることがなかったということが、この映画の一番泣けるところなんではないかなと思っています。映画は本当に、(佐々木)蔵之介さんが仰ったようにエンターテイメントで、手に汗握る緊迫した映画で、楽しんでいただけると思います。その後に、観てくださった方の心の中に何か平和について、平和のために戦っている人たちについて、心の中に湧き上がる何かを感じとっていただけたら、こんなに幸せなことはありません。そしてもし何か感じていただけたら、周りの方に何を感じたかを伝えていただけるととても幸せです。本日は楽しんでいってください。ありがとうございました!

『空母いぶき』
5月24日(金)全国ロードショー
監督:若松節朗
原作・監修:かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学館「ビッグコミック」連載中、協力:惠谷治)
脚本:伊藤和典 長谷川康夫
音楽:岩代太郎
出演:西島秀俊 佐々木蔵之介 藤竜也 村上淳 石田法嗣 戸次重幸 市原隼人 平埜生成 金井勇太 工藤俊作 千葉哲也 山内圭哉 和田正人 玉木宏 横田栄司 髙嶋政宏 堂珍嘉邦 袴田吉彦 渡辺邦斗 佐藤浩市 益岡徹 中村育二 吉田栄作 三浦誠己 本田翼 斉藤由貴 片桐仁 土村芳 中井貴一 深川麻衣 伊達円祐 小倉久寛 岩谷健司 今井隆利
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 世界が再び「空母の時代」へと突入した20XX年。日本の最南端沖で起こった国籍不明の軍事勢力による突然の発砲。日本の領土の一部が占領され、海保隊員が拘束された。未曾有の緊張が走る中、政府は初の航空機搭載型護衛艦「いぶき」を中心とする護衛隊群を現場に向かわせる。空がうっすらと白み始めた午前6時23分。この後日本は、かつて経験したことのない一日を迎えることになる―。

©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ