【全起こし】高橋一生が撮影中にスーパーサイヤ人に!?『九月の恋と出会うまで』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。先ほど、3月に撮影をされたというお話でしたけれども、クランクインがちょうど3月2日、1年前の今日なんですよね。作品の中の1年という期間も感じさせるような本日なんですけれども、今日は特別に撮影初日のクランクインのメイキング映像をご用意しておりまして、ここで皆さんと一緒にご覧いただこうと思います。

高橋:恥ずかしいですね。

MC:しかもクランクインですからね。

高橋:何が映っているのか全くわからないのでちょっと怖いですね。

(平野が志織にタイムパラドックスについて力説するシーンのメイキング映像を鑑賞)

MC:ありがとうございます。こうやって現場で作られていくんですね。

高橋:これ、とんでもなく恥ずかしいですよね!

MC:そうですか?恥ずかしいですか?

高橋:いや、もう偉そうに言ってましたね(笑)。

MC:元々はもっと違う撮影方法で、あのシーンはタイムパラドックスについての説明をされようと…。

山本:そうですね。僕は部屋をまん丸にして、時計のイメージじゃないけど、カメラで二人の周りを回るみたいな撮り方をしようかなと思っていたんですけど、すごい長いんですよ。4ページくらいあるし台詞も長いし、一生くんのアイデアが出て「動いてやってみてもいいですか?」っていうのもあったりとか、ボードを使うというのも…。

高橋:美術さんが用意してくれたもの、「これ使ったら」って。

山本:なかなか難しいから、あの説明を伝えるのは。

高橋:はい。間で注釈を入れてくださるって山本さんの考えを僕は知らなかったので、現場に入って僕もテーブルが丸いのに気づいて、テーブルを回ろうかなと思ったんですよ。それがちょうど合致していて、それでボードを持ちながら、たまたまボードがあったので、美術さんの作り込みが本当にすごくて、いろんなものを使えたので、その中でボードをピックアップして説明させていただいてとやっていたら、「注釈とか必要なくなってきたかも」ってその時点で監督がおっしゃっていたので、そういうスタンスで…。

山本:3つの説を元々補足的にCGとかでビジュアル化して、台詞の間に挿入しようかなと思っていたんです、もしもたないというか、伝わりにくく感じたら。でも結局のところ、素晴らしい動きを使いながら、志織に危険が迫っていることをしっかり伝えてもらったので、一切何も余計なことはせずに。

高橋:もし皆さんが映画をご覧になってわかりづらかったら、たぶんブルーレイとかで変わってると思います。

MC:そんなことないですよね!あれは平野の言葉で説明されているからこそ、平野がどれだけ志織のことを考えてくれていたかというのも伝わってくるシーンですが。

高橋:そう言ってくださると…。

MC:クランクイン、大変なシーンじゃなかったですか?

高橋:初日の日の1シーン目ですからね。

山本:そうですね。普段の平野がどんな喋り方をするか、まだお互い掴めていないなかで、徹夜して必死になって、このシーンから始めなきゃいけないというのがなかなか過酷ではあったよね。

MC:そうですよね。また志織としては初めて平野の家にお邪魔するという、そのシーンからスタートしたんですね。(平野が志織に)「散らかってますけど」って言う、あの辺は自然に生まれていった台詞だったりするんですか?

川口:あれは…。

MC:元々入っていたものですか?

川口:そうですね。

MC:あれがクランクインだったんですね。貴重なメイキング映像をご覧いただきました。クランクインはちょうど1年前、感慨深いものがあると思いますけれども、ぜひクランクインのお話でもいいですし、他の日、他のキャストの方との思い出深いエピソードがあったらぜひお聞かせいただきたいです。高橋さん、何かございますでしょうか?

高橋:思い出深いといったら、まず冷静には寒さがあります。すごく寒かったのと、あとは(不思議なマンションの)“アビタシオン・ゴドー”の方たちとは一緒にその場で生活しているという設定だったんですけど、おおよそ2日とかぐらいしかご一緒している時間がなかったので。

MC:あんまりご一緒されているシーンがそんなにたくさんはないですよね。

高橋:もう志織さんがほとんどずっとなので。(ミッキー・)カーチスさんがわざわざ海外から来てくださって、参加してくださって。

MC:ミッキー・カーチスさんは海外からこの撮影のために?

高橋:はい、来てくださって。とにかく寒暖差がすごかったらしくて、「寒い!」ってずっと言っていましたね。

山本:タイに住んでいらっしゃるんですね、ミッキーさんは。「寒いなぁー!」って言っていましたね(笑)。

MC:しかもミッキーさんのシーンって外ですもんね。

高橋:そうなんですよ。申し訳ないと思いながら…。