【全起こし】安田顕、裸の村上淳の演技を目の当たりにし涙!『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』完成披露上映会舞台挨拶レポート 全文掲載

MC:いまお間違えがありましたけれども(笑)。まず安田さんは、「麦焼酎」。お好きなんですね?

安田:そうですね。やっぱりお酒ってね、食べれるものなら食べてみたいっていうのはありますよね。飲むことしかできないじゃないですか。私は、石橋さんと(同じ)お酒、特に麦焼酎ですね。

石橋:僕は日本酒ですね。食べるよりは酒の方がいいですね。もう全然食べなくても良いんですもん。だから、「母の遺骨を酒に漬けたい」みたいな感じで。

安田:あ、骨酒ですね?

石橋:ええ骨酒!

安田:骨酒いいですね。つぎ酒もできそうですね(笑)。監督は…。

大森:待って、恥ずかしくていいよ、もう。質問がよく分かんなかったこれー。

安田:これは恥ずかしいですね!

大森:ちょっと恥ずかしいよね!こういうファンタジーの質問じゃないですからこれ!

安田:いやいや、でもせっかくなんでちょっと。

大森:いや、なんか、子どものときにね、ああいうお菓子を食べてみたいなっていう思い出があって。いまそんなに無いからさ。…恥ず!ちょっと…(笑)。

MC:では村上さんいきましょうか。「あらゆる現場」。

村上:現場にいれば。現場のロケ弁食べてればいいです。さっきもカツサンド食べてました。

MC:あ、ありましたね!

村上:現場にいればなんか食べてます。

MC:ではあらゆる現場がお好きと。そして松下さんは「ピアノ」。

松下:実際にかじったことはないですけど、それぐらい愛してやまないというのは、これかなと。

大森:でも「ピアノ」と「空に浮かぶくも」は結構同じラインですよ。

松下:いや…。「空に浮かぶくも」は分かんないですよね、ちょっと。さっきの説明聞かないと分かんなくなかったですか?なんか、そう、可愛い感じですね(笑)。

MC:そして、倍賞さんは葛飾ではなく、「葛餅」。お好きなんですね?

倍賞:葛餅です(笑)。好きなんです、すごく。だから愛してやまないんです。大好きです。きな粉をかけて、くっとむせりながら食べるのが大好きなんです。

MC:劇中では明子はいちごが好きですが、倍賞さんは葛餅なんですね。

倍賞:食べましたね、いちごね。美味しかったです!きっと映画観てると食べるところ出てくると思います。すごく美味しいいちごでした。

MC:はい!ありがとうございました。それでは最後に、大森監督と安田さんからメッセージをいただきたいと思います。まずは大森監督、お願いいたします。

大森:はい。今日みなさん、日本で、世界で初めてのお客さんなので、これから僕たちの映画を拡散して、面白いってことを皆さんに教えていただいて、大ヒットを願っているので、つまらないと思った人は静かにしていてください。本当にお願いいたします。で、面白いと思った方はあらゆる方に伝えていただいて、「観た方がいいよ」と言ってくれたらすごく嬉しいです。今日はありがとうございます。楽しんでください!

MC:ありがとうございます。それでは安田さん、お願いいたします。

安田:はい!よろしくお願いいたします。先ほど(フォトセッションの際に)、『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』の看板を持ちながら、笑顔で写真に収まったんですけれども、ずっと石橋さんが私の耳元で「このタイトルで笑っているって気持ち悪くねえか?なあ気持ち悪いよな!?」(と仰って、)「そうっすね!そうっすね!ええそうっすね!」って言いながら私は笑っていたんですけれども。あの、観終わっていただいたときに、このタイトルですけれども、なんとなく笑顔でこの場所を後にしてもらえるものなんじゃないかなという、私は実際観終わった後、そういう気持ちになりました。本当に、この場にいれることに感謝申し上げますけれども、錚々たる共演者の皆さん、大森組の皆さん、岐阜大垣市で撮ることができた、そこに協力してくださった皆さん、大森組のスタッフの皆さん、原作者の宮川サトシさん、そしてその奥様、何より宮川サトシさんのお母さまに感謝を申し上げたいと思います。ごゆっくりご覧になってください。本日はどうもありがとうございました。

『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』
2月22日(金) 全国順次ロードショー
監督・脚本:大森立嗣
原作:宮川サトシ「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」(新潮社・BUNCH COMICS)
音楽:大友良英
主題歌:BEGIN「君の歌はワルツ」(テイチクエンタテインメント/インペリアルレコード)
出演:安田顕 倍賞美津子 松下奈緒 村上淳 石橋蓮司
配給:アスミック・エース

【ストーリー】 2012年・春。30代後半になるサトシ(安田顕)は、自分の母(倍賞美津子)と永遠に別れる日が来るなんて思ってもいなかった。子供の頃から病気がちで泣き虫でお調子モノだったサトシは、いつも優しく強い母に救われてきたのだ。そんな母が突然がんを告知されたのは2年前のことだった。それまで母が自分にかけてくれていた言葉を今度はサトシがかける番になる。「俺がいるから大丈夫だよ、お袋は必ず助かるから」―。百度参り、修行僧の様な滝行、国産野菜のジュース作り…サトシは母の為にがむしゃらになる。そんなサトシを優しく支えたのは恋人の真里(松下奈緒)だった。そして…母と別れて1年後。すっかり生きる気力を失っていた父(石橋蓮司)と兄(村上淳)も新たな人生へのスタートをきった頃、サトシの元に突然、母からプレゼントが届く。それは、想像をはるかに超えた驚くべき“スペシャルな贈り物”だった―。

©宮川サトシ/新潮社 ©2019「母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。」製作委員会