【全起こし】登坂広臣、中条あやみの印象は「すごく人懐こっくてどこに行っても愛される」映画『雪の華』ジャパンプレミアレポート 全文掲載

MC:一方、中条さんはいかがですか?

中条:私もテレビで観ている人というイメージだったので、話してくれないんじゃないかなって(笑)。

登坂:話すよ!(笑)。

中条:「うん」ぐらいしか言ってくれないんじゃないかと思って(笑)。でも、会ってみたら「よろしくね」って握手してくださって。クランクインがフィンランドの冬で、クライマックスから撮っていかないといけなかったので、気持ち作りの為に、距離感を縮める為に「ご飯行きたいです」と誘おうかどうか迷っていたら、登坂さんから「ご飯行こう」と言ってくださって、いろいろ話せて良かったです。紳士な方でした。

MC:お互いに印象が最初と変わったというお話でしたけれども。登坂さんにお伺いします。本作は登坂さんにとって5年ぶりの恋愛映画への出演となりました。撮影からこれまで長い道のりだったと思うのですが、映画『雪の華』はどのような作品になったのでしょうか。

登坂:お話をいただいたのが、3年近く前に企画の段階からお話をいただいていまして、出演するまでにはいろいろ葛藤があって、なかなか踏ん切れないところもあって、いろいろな方に相談もしたんですけど、その中でも自分がやると決めて、この作品に入って、共演者の皆さんやスタッフの皆さんに顔を合わせて現場で一緒に作り上げていくという作業を重ねて、そして出来上がったものというのは、自分にとってかけがえのない作品になりましたし、ある意味財産のようなものになりました。自分にとってはすごく大事な作品だなと改めて思いましたし、今言えるのは改めて出演して良かったなというのが一番かもしれないです。

MC:中条さんは、今まで中条さんが演じた役は、制服を着ていて、元気で、ポジティブでというキャラクターもあったと思うのですが、本作では儚げで、大人っぽい表情がとても印象的でした。役作りで苦労されたことはありますか?

中条:大変でしたよね、監督?

橋本:そんなにしみじみ言わなくても(笑)。

中条:(笑)。美雪ちゃんという女の子は今までの役とは違って、繊細なんだけど強いものを持った女の子だと思っていて、最初はすべてを諦めて、幸せになることを諦めていたけど、悠輔に出会ってから自分も幸せになることに希望を抱くという、というキャラクターだったり、まっすぐでピュアなキャラクターだったりというのは、監督と一緒にお話をしながら、どういう女の子にしていくかを話し合って決めていきました。

MC:ありがとうございます。そんな美雪を懸命に育てた母、平井礼子役を演じた高岡さんですが、娘役との中条さんとの共演、いかがでしたでしたか?

高岡:あやみちゃんは本当に、今、ここに立っている雰囲気のまんまの女の子で、とってもピュアですごくふんわりしたオーラを醸し出していて、周りにいる人を優しい気持ちにさせてくれるような。何を話していたかはあんまり覚えてないんだけど、女子トークみたいなものを、いっぱいしてたよね(笑)?

中条:そうですね(笑)。恋話とか、早紀さんの飼っているワンちゃんの話とか(笑)。

高岡:とっても一生懸命で、現場で。いっぱいリハーサルしてたよね(笑)。ね、監督?

橋本:いっぱいしましたね(笑)。